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N1 剥奪 はくだつ
権利・地位・資格などを強制的に取り上げること。「資格を剥奪する」「権利を剥奪する」「金メダルが剥奪される」のように使う硬い語。「剥」は剥ぎ取る、「奪」は奪うの意で、二字を重ねて「強制的に取り上げる」ことを表す。本来持っていたものを公的・制裁的に失わせる行為を指し、法律・スポーツ・人権問題の文脈で多用される。
N1 博打 ばくち
金品を賭けて勝負を争う遊び。転じて、結果の見えない危険な行為。「博打を打つ」「人生の博打」「博打に出る」のように使う。元は賭博そのものを指す語で、現代ではビジネス・進路選択などの大きな賭けの比喩としても用いる。「賭博」より口語的でくだけた響きを持つ語で、危うさ・無謀さの含みを伴う。
N1 白眉 はくび
多くの中で特に優れているもの。「作品の白眉」「白眉と言うべき出来栄え」「白眉をなす」のように使う硬い文学的な語。中国の故事で、蜀の馬氏五兄弟のうち白い眉を持つ長兄・馬良が最も優れていたことに由来する。文芸批評・作品評価などの文脈で、群を抜く傑作・最高峰を指す改まった表現として用いる。
N1 薄氷 はくひょう
薄く張った氷。比喩的に、危険や緊張のすぐ隣にある状態。「薄氷を踏む思い」「薄氷の勝利」のように使う。「薄氷を踏む」は中国古典に由来する慣用表現で、いつ割れてもおかしくない氷の上を歩くようなギリギリの危うさを表す。物理的な薄い氷の意でも使うが、現代では比喩用法のほうが頻度が高い。
N4 運ぶ はこぶ
物を、ある場所からほかの場所へ、持って行くこと。
N4 始める はじめる
なにかを、新しくやり出すこと。反対のことばは「終える(おえる)」。対になることばは「始まる」。
N4 場所 ばしょ
ものがある、またはなにかが起こるところ。
N1 恥じらう はじらう
恥ずかしさを感じて、はにかむような態度を見せること。「頬を染めて恥じらう」「恥じらいながら答える」「恥じらいの色」のように使う。やや文語的な語で、多くは若い女性や少女のしぐさに使われる。「恥じる」が後ろめたさや反省を含むのに対し、「恥じらう」は奥ゆかしさ・初々しさといった肯定的な含みを伴うことが多い。
N2, N4, N5 走る はしる
run。足を速くうごかしてすすむこと。
N4 はず はず
そうなることが当然だという、きもち。「あした来るはずです」。
N4 恥ずかしい はずかしい
人に見られて、顔が赤くなるような気もち。
N1 恥ずかしめ はずかしめ
名誉を傷つけるような扱い、屈辱。「恥ずかしめを受ける」「恥ずかしめを与える」「恥ずかしめに耐える」のように使う硬い語。「恥ずかしむ」(はずかしめる)の名詞形で、相手の尊厳を傷つける言動を指す。古語的な響きを持ち、現代の日常会話ではほぼ用いられず、歴史小説・古典・改まった文章で見られる。
N1 罵声 ばせい
相手をののしる、激しい声・言葉。「罵声を浴びせる」「罵声が飛ぶ」「罵声を浴びる」のように使う。「罵」はののしる、「声」は声の意で、二字で「ののしりの声」を表す。怒り・非難・侮辱の感情をこめた発声を指し、群衆・観客・抗議者などからの集団的なののしりを表す文脈で多用される。報道・スポーツ記事で頻出する硬い語。
N1 馳せる はせる
馬や車を走らせること。比喩的に、考えや評判を遠くまで及ばせること。「馬を馳せる」「思いを馳せる」「名を馳せる」のように使う硬い文章語。「馳」は馬が速く走る意で、現代では物理的に走らせる用法より、「思いを馳せる(遠くの人や昔のことを心に思う)」「名を馳せる(広く名声を得る)」など比喩用法が中心。文学・歴史記述で頻出する。
N1 肌合い はだあい
人の性格や雰囲気から感じられる気質。また、物事の質感。「肌合いが合う」「肌合いの違う作品」「肌合いの良い人」のように使う。元は肌の感触の意から派生し、抽象的な「相性」「持ち味」を表すようになった。論理的な共通点というより、感覚的な親和性・違和感を表す文学的な語で、人物評・批評で多用される。
N1 畑違い はたけちがい
自分の専門や得意分野とは異なる領域のこと。「畑違いの仕事」「畑違いの分野」「畑違いから転職する」のように使う。耕す畑の種類が違う、という農業の比喩から派生し、本来の経験・専門と離れた領域を指す。「専門外」より口語的でくだけた響きを持ち、自分の不慣れさを謙遜的に述べる文脈でも、他人の専門違いを指摘する文脈でも用いる。
N1 旗印 はたじるし
行動の目的や主張として掲げる目標。「改革を旗印に掲げる」「自由を旗印とする」「旗印のもとに集まる」のように使う。元は戦場で味方の目印に立てる旗の意から派生し、運動・組織・キャンペーンが対外的に示す中心理念・スローガンを表す比喩として定着した。政治・社会運動・経営の文脈で多用される。
N1 破綻 はたん
物事の組み立てが崩れて成り立たなくなること。「経営が破綻する」「論理が破綻する」「破綻寸前」のように使う硬い語。「破」は破れる、「綻」はほころびる意で、二字で「破れほころびる」状態を表す。元は衣服のほつれの意から派生し、計画・関係・財政・組織などが立ち行かなくなる場面で多用される。「破産」が法的な意味を持つのに対し、「破綻」はより広く構造的崩壊を指す。
N1 破談 はだん
いったん決まった話、特に縁談や契約が取り消しになること。「縁談が破談になる」「破談にする」「破談を申し入れる」のように使う硬い語。「破」は壊す、「談」は話し合いの意で、二字で「話を壊す」ことを表す。元は縁談に関する語だが、現代では商談・婚約・取引などにも広く用いる。
N4 はっきり はっきり
よくわかるように、あきらかなようす。「はっきり言う」。
N1 跋扈 ばっこ
好ましくないものが、勢いをふるって我が物顔に振る舞うこと。「悪徳業者が跋扈する」「不正が跋扈する」「跋扈跳梁」のように使う非常に硬い語。元は魚が竹で作った仕掛けを飛び越える意から派生し、抑えられるべき悪が抑制を失って広がる場面で用いる。報道・社説・歴史記述などの文章語で、日常会話ではほぼ用いない。
N1 抜擢 ばってき
多くの人の中から特に選び出して、重要な地位や役目に取り立てること。「主役に抜擢される」「若手を抜擢する」「異例の抜擢」のように使う硬い語。「抜」は引き抜く、「擢」も引き抜き取り立てる意で、二字を重ねて「選び抜いて引き上げる」ことを強調する。年功序列を超えた特別な登用を表し、人事・芸能・スポーツの文脈で多用される。
N1 発奮 はっぷん
刺激を受けて、やる気を強く起こすこと。「叱られて発奮する」「敗戦を機に発奮する」「発奮を促す」のように使う硬い語。「発」は起こす、「奮」は気力を盛んにするの意で、二字で「気力を奮い起こす」ことを表す。失敗・批判・悔しさをきっかけに、それまでの自分を超えて行動に移す様子を表し、激励・スポーツ・学業の文脈で多用される。
N1 抜本的 ばっぽんてき
問題の根本から大きく変えること。「抜本的な改革」「抜本的に見直す」「抜本的な対策」のように使う硬い語。「抜本」は根を抜く意で、表面的な対症療法ではなく、原因そのものに踏み込んで変える姿勢を表す。「ばつほんてき」ではなく、促音「っ」が入る「ばっぽんてき」と読む点に注意。政策・経営・制度改革を論じる文脈で多用される。
N1 発露 はつろ
内に秘めた感情や本性が、外に表れ出ること。「愛情の発露」「本心の発露」「自然な発露」のように使う硬い語。「発」は現れ出る、「露」は表に現すの意で、二字で「内から外へ現れる」ことを表す。意図的な表現というより、抑えていたものが自然にあふれ出る様子を指し、心理・文学・芸術論の文脈で多用される。
N1 罵倒 ばとう
激しい言葉で相手をののしること。「罵倒を浴びせる」「罵倒する」「罵倒の限りを尽くす」のように使う。「罵」はののしる、「倒」は徹底的にの意を添え、二字で「激しくののしる」ことを表す。強い怒りや軽蔑を相手にぶつける場面で用い、「叱責」「批判」より感情的・攻撃的なニュアンスが強い。SNS・国会論戦・人間関係の対立を語る文脈で頻出する。
N1 華々しい はなばなしい
人目を引くほど美しく、輝かしい様子。「華々しい活躍」「華々しいデビュー」「華々しい成功」のように使う。「華」を重ねた畳語形式で、目立って立派・派手で見栄えのする様子を表す。多くは肯定的な称賛として用いるが、文脈によっては「派手すぎる」「中身が伴わない」の皮肉な含みを帯びることもある。スポーツ・芸能・歴史記述で多用される。
N4 花見 はなみ
桜(さくら)の花を見て楽しむこと。
N1 撥ねる はねる
勢いよくはじき飛ばすこと。「車が水を撥ねる」「不良品を撥ねる」「税金を撥ねる」のように使う。物理的にはじき飛ばす意のほか、選別の場面で「基準に合わないものを除外する」意、また「上前を撥ねる(中間搾取する)」のように利益の一部を取る意もある。文脈によって意味が幅広く分かれる動詞で、漢字表記は「跳ねる」「刎ねる」など複数あり、意味で使い分ける。
N1 はばかる はばかる
遠慮する、気兼ねすること。「人目をはばかる」「世間をはばかる」「はばかりながら申し上げる」のように使う硬い語。周囲の目や評価を気にして、行動・発言を控える様子を表す。「はばかりながら」は前置きとして用いる謙譲的な言い回し。「憎まれっ子世にはばかる(嫌われ者ほど世に勢力を伸ばす)」のことわざでは別の意(はびこる)で使われる古い用法もある。漢字では「憚る」と書くが、ひらがなで書かれることが多い。
N1 派閥 はばつ
政党・会社などの大きな組織の中で、利害や考え方を共にする人々が作る小集団。「派閥争い」「派閥に属する」「派閥を超えて」のように使う。「派」は分かれ、「閥」は門閥・集団の意で、二字で「分派した集団」を表す。多くは否定的な含みを伴い、組織内の派閥対立・人事抗争を批判的に述べる文脈で多用される。政治・大企業の報道で頻出する語。
N1 はびこる はびこる
草木や悪いものが勢いよく広がること。「悪習がはびこる」「不正がはびこる」「雑草がはびこる」のように使う。元は雑草が一面に伸び広がる意から派生し、現代では好ましくないもの——悪弊・不正・誤情報・有害な勢力など——が勢力を増す場面で多用される。否定的な評価を伴い、抑えるべきものが抑えられていない状況を批判する文脈で用いる。
N1 羽振り はぶり
世間での勢いや経済的な豊かさのこと。「羽振りがいい」「羽振りを利かせる」「羽振りのいい商売人」のように使う。元は鳥が羽を振るう様子の意から派生し、経済的に裕福で勢いがある様子を表す比喩として定着した。多くは「羽振りがいい」の形で用い、金回りの良さや社会的影響力の大きさを述べる文脈で頻出する。
N1 刃向かう はむかう
強い相手に逆らって立ち向かうこと。「権力に刃向かう」「親に刃向かう」「刃向かう者は許さない」のように使う。元は文字通り刃物を相手に向ける意から派生し、目上・強大な存在に抵抗する場面で用いる。物理的な攻撃というより、地位・力関係において下にある者が上に対して反抗する構図を表す語。
N1 羽目 はめ
困った状況、思わしくない立場。「羽目になる」「羽目に陥る」「面倒な羽目になった」のように使う。望まない結果として置かれた状況を表す名詞用法と、「羽目を外す(度を越して騒ぐ)」の慣用句で「適切な範囲」を表す用法がある。後者の「羽目」は元来、馬具の一種で、これを外すと馬が暴れることから「節度を失う」の意で定着した。
N4 林 はやし
woods。木がたくさん生えているところ。「森」より小さいものをいうことが多い。
N4 腹 はら
belly; stomach。からだの前がわ、むねの下にあるところ。「腹がすく」「腹をこわす」のように使う。同じところを「お腹」とも言い、こちらは「おなか」とよむ。
N4 払う はらう
お金を、店や人にわたすこと。「お金を払う」。
N1 張り合い はりあい
何かに取り組む際の、やりがいや手応え。「張り合いのある仕事」「張り合いがない」「張り合いを失う」のように使う。気持ちの充実度・取り組む価値の手応えを表す日常的な語で、目的があって意欲が湧く状態を肯定的に評価する文脈で用いる。同じ「張り合う」から派生する「張り合い(競い合うこと)」とは別語で、文脈で意味を読み分ける。
N1 張り詰める はりつめる
気持ちや空気が緊張で強く引き締まること。「神経を張り詰める」「張り詰めた空気」「張り詰めた糸のような心」のように使う。元は物が一面にぴんと張る意から派生し、緩みのない心理状態や、その場の緊迫感を表す比喩として定着した。長時間続く高い緊張に焦点があり、一瞬の驚き・恐怖ではなく持続的な集中状態を指す。
N1 破廉恥 はれんち
恥を恥とも思わない、節度のない振る舞い。「破廉恥な行為」「破廉恥極まりない」「破廉恥漢」のように使う硬い語。「廉」は心が清く正しい、「恥」は恥じる心の意で、それらを「破る(無視する)」が原義。道徳的に許されない言動、特に性的・金銭的なモラル違反を強く非難する文脈で用いる古風な表現。
N1 反旗 はんき
支配者や上位者に対して反抗する姿勢。「反旗を翻す」「反旗を掲げる」のように使う硬い語。元は反乱の意志を示す旗を立てる意から派生し、現代では「反旗を翻す」の慣用句として、それまで従っていた相手への明確な反抗を表明する場面で多用される。政治・組織内の対立・歴史的反乱などを語る文脈で用いる。
N4 番組 ばんぐみ
テレビやラジオで流す、ひとまとまりのもの。ニュースやドラマなど。
N1 煩雑 はんざつ
物事が込み入っていて手間がかかる様子。「煩雑な手続き」「業務が煩雑だ」「煩雑な事務作業」のように使う。「煩」は煩わしい、「雑」は入り組んでいる意で、二字で「わずらわしく入り組んだ」状態を表す。単に複雑なだけでなく、それを処理する側の負担・面倒さに焦点があり、行政手続き・事務作業・規則の評価で多用される。
N1 半信半疑 はんしんはんぎ
半分は信じ、半分は疑っている状態。話の真偽が判断できず迷っている気持ちを表す四字熟語。「半信半疑で話を聞く」「半信半疑のまま試す」「半信半疑だった」のように使う。完全には信用できないが頭ごなしに否定もできない、中間的な心理状態を表し、日常会話・小説・報道のいずれでも用いる定着した表現。
N1 反芻 はんすう
牛などが、一度飲み込んだ食物を口に戻して噛み直すこと。比喩的に、考えや言葉を何度も繰り返し思い返すこと。「言葉を反芻する」「教訓を反芻する」「会話を反芻する」のように使う。動物学の用語から派生した比喩で、記憶・感情・知見などを心の中で何度も味わい直す行為を表す。読書感想・回想・思索の文脈で多用される。
N1 判然 はんぜん
物事がはっきりと分かる様子。「原因が判然としない」「判然たる証拠」のように使う硬い語。「判」は分ける・明らかにする、「然」は様子を表す接尾辞で、二字で「明らかに分けられた状態」を表す。多くは「判然としない」の否定形で用い、不明瞭・不確定な状況を述べる文脈で頻出する。報道・公文書・分析の文体に偏る。
N2, N4 反対 はんたい
むきやばしょが、まったくぎゃくであること。「反対のほうこうへあるく」「道の反対がわ」。また、人の考えや意見をみとめず、ちがう考えを言うこと。「反対する」。「反対する」のぎゃくの意味のことばは「賛成(さんせい)」。
N1 反駁 はんばく
相手の意見や主張に対し、根拠を示して言い返し否定すること。「論文に反駁する」「反駁の余地がない」「鋭く反駁する」のように使う硬い語。「反」は逆らう、「駁」は論じて打ち消す意で、二字で「論じ返して打ち消す」ことを表す。単なる反対ではなく、論拠を伴って相手の主張を論破するニュアンスを持ち、議論・学術・法律の文脈で用いる。
N1 繁忙 はんぼう
仕事などが非常に忙しいこと。「繁忙期」「繁忙な日々」「繁忙を極める」のように使う硬い語。「繁」は多い・盛ん、「忙」は忙しいの意で、二字で「忙しさが盛んな状態」を表す。多くは「繁忙期」の形で、特定の業種で仕事量が集中する時期を指す名詞として用いる。ビジネス・経済の文脈で多用され、日常会話では「忙しい」を使うのが普通。

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