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4,227語 (N1〜N5 合計)
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ステータス
N1
拝察
はいさつ
「察する」のへりくだった言い方。「ご多忙のことと拝察いたします」「ご心痛のほど拝察申し上げます」のように使う。相手の状況や気持ちを推し量ることを丁寧に表す改まった語で、手紙文・ビジネス文書・弔意の表現などで多用される謙譲語。日常会話ではほぼ用いず、書面での挨拶や礼儀正しい表現として定着している。
N1
拝借
はいしゃく
「借りる」のへりくだった言い方。「お知恵を拝借したい」「机を拝借します」「お時間を拝借する」のように使う謙譲語。相手から物・知恵・時間などを借りる場面で、丁寧さを示すために用いる。ビジネス・改まった会話で多用され、目上の人や取引先に対して敬意を示しながら依頼する表現として定着している。
N1
背信
はいしん
信頼や信義に背くこと。「背信行為」「背信のそしりを免れない」「背信に走る」のように使う硬い語。「背」は背を向ける、「信」は信義・信頼の意で、二字で「信義に背く」ことを表す。約束・期待・忠誠を裏切る場面で用い、ビジネス・政治・人間関係の文脈で重い意味を持つ語として用いられる。
N1
排斥
はいせき
好ましくないものとして退け、受け入れないこと。「外国製品を排斥する」「異論を排斥する」「排斥運動」のように使う硬い語。「排」は退ける、「斥」は退けるの意で、二字を重ねて「強く退ける」ことを表す。組織・社会から特定の人・物・思想などを締め出す場面で用い、報道・歴史記述・社会論で多用される。
N1
排他
はいた
他のものを受け入れず、退けようとすること。「排他的なグループ」「排他主義」「排他的な態度」のように使う硬い語。「排」は退ける、「他」は他者の意で、二字で「他を退ける」ことを表す。外部からの参加・影響を拒む態度を指し、組織・文化・思想などの閉鎖性を批判的に述べる文脈で多用される。プログラミングの「排他制御」など専門用語にも用いられる。
N1
背徳
はいとく
人として守るべき道徳に反すること。「背徳的な行い」「背徳の快楽」「背徳感」のように使う硬い語。「背」は背を向ける、「徳」は道徳の意で、二字で「道徳に背を向ける」ことを表す。倫理に外れた行為を指す語で、文学・哲学・宗教の文脈で用いる。「背徳感」の形で、罪悪感を伴う禁断の魅力を表すニュアンスでも使われる。
N1
破格
はかく
通常の規格・基準を大きく外れていること。「破格の値段」「破格の待遇」「破格の出世」のように使う。「破」は破る、「格」は規格・水準の意で、二字で「規格を破る」ことを表す。多くは特別に良い条件(安すぎる値段、高すぎる待遇など)を指す肯定的な含みで用いるが、文脈によっては規格外の異例さ・常識外れの程度を表すこともある。
N1
剥がす
はがす
表面に貼り付いているものや覆っているものを、引き離して取り除くこと。「シールを剥がす」「壁紙を剥がす」「絆創膏を剥がす」のように使う。物理的にはがす場面で用いる日常語で、貼られたもの・付着したもの・覆っているものなどを対象にする。比喩的に「化けの皮を剥がす」のように、隠されていた本性を露わにする慣用表現でも用いる。ひらがなで「はがす」と書かれることも多い。
N1
捗る
はかどる
仕事や作業が順調に進むこと。「勉強が捗る」「作業が捗る」「思いのほか捗った」のように使う。予定通り、あるいは期待以上に進行している様子を表し、肯定的な評価で用いる日常的な語。仕事・勉強・家事などの作業の進行を述べる文脈で頻出する。否定形「捗らない」も同じくらいよく使われ、進行の遅れを述べるのに用いる。
N1
儚い
はかない
形あるものがすぐに消えてしまう、頼りなく弱々しい様子。「儚い命」「儚い夢」「儚く散る」のように使う。「儚」は人偏に夢の字形で、夢のように実体のないものを表す。長く続かないもの、消えやすいものを惜しむ気持ちで用い、桜・人生・恋愛・記憶などをめぐる文学的・抒情的な文脈で多用される。日本の伝統的な美意識「もののあはれ」に通じる語。
N1
はかばかしい
はかばかしい
物事が順調に進んでいる様子。「交渉がはかばかしくない」「はかばかしい返事がない」のように使う硬い文章語。多くは「はかばかしくない」の否定形で用い、思うように進まない状況を婉曲に述べる文脈で頻出する。「捗る」を強調した畳語形式。漢字では「捗々しい」と書くが、ひらがなで書くのが一般的。日常会話ではほぼ用いず、改まった文体に偏る。
N1
歯痒い
はがゆい
思い通りにならず、もどかしく感じること。「見ていて歯痒い」「歯痒い思いをする」「歯痒くてならない」のように使う。元は歯がむずがゆい感覚から派生し、目の前で起きていることに介入できない・うまく進まないもどかしさを表す比喩。自分の力不足、他人のもたつき、状況の停滞などに対する焦燥感を表現する文脈で多用される。
N1
計らう
はからう
状況に応じて、適切に処理・配慮すること。「便宜を計らう」「うまく計らう」「お計らいいただく」のように使う硬い語。「計」は考えはかる意で、相手のために工夫して取り計らう行為を表す。多くは「便宜を計らう」「お計らい」の形で用い、特定の相手のために特別な配慮を行う場面で頻出する。やや古風な響きを持ち、改まった文体・敬意を含む表現で用いる。
N1
馬脚
ばきゃく
隠していた本性や正体のこと。「馬脚を露す」の形で慣用的に使い、ごまかしや偽装が露見する場面を表す。元は芝居で馬の役を演じる役者の脚が衣装からはみ出して見えてしまう意から派生し、取り繕っていた嘘や弱点が暴かれる瞬間を指す比喩として定着した。単独での使用はほぼなく、慣用句として現れる古風な語。
N1
波及
はきゅう
物事の影響が、波のように周囲へ広がっていくこと。「事件の影響が他国に波及する」「経済への波及効果」「波及範囲」のように使う硬い語。「波」は波、「及」は及ぶの意で、二字で「波のように及ぶ」ことを表す。中心となる出来事から、周辺の領域・地域・業界などへ影響が段階的に広がる過程を指し、報道・経済分析の文脈で多用される。
N1
迫害
はくがい
権力を持つ者が、特定の人や集団を苦しめ、追い詰めること。「少数民族を迫害する」「宗教的迫害」「迫害から逃れる」のように使う硬い語。「迫」は追い詰める、「害」は損なう・苦しめる意で、二字で「追い詰めて苦しめる」ことを表す。宗教・民族・思想・政治的立場を理由とする組織的な弾圧を指し、歴史記述・人権問題・難民報道の文脈で多用される。
N1
育む
はぐくむ
大切に守り育てること。「子どもを育む」「夢を育む」「友情を育む」のように使う。元は鳥が雛を羽で包んで温め育てる意から派生し、長い時間をかけて慈しみながら成長させる行為を表す。子ども・才能・愛情・友情・文化など、形のある対象から抽象的な対象まで広く使え、温かみのある肯定的な含みを持つ。教育・文化を語る文脈で多用される。
N1
拍車
はくしゃ
物事の進行を一段と早める力。「成長に拍車をかける」「事態の悪化に拍車がかかる」のように使う。元は乗馬靴のかかとに付け、馬の腹を蹴って急がせる金具の意で、現代ではほぼ「拍車をかける」「拍車がかかる」の慣用句として現れる。元の進行をさらに加速させるニュアンスが核で、肯定・否定どちらの文脈でも用いる。
N1
薄弱
はくじゃく
力・根拠・意志などが弱くて頼りないこと。「根拠が薄弱だ」「意志薄弱」「論拠が薄弱」のように使う硬い語。「薄」は薄い、「弱」は弱いの意で、二字を重ねて「弱々しい」状態を表す。物理的な弱さよりも、論理・意志・証拠などの抽象的な対象について、本来あるべき強度に達していない様子を批判的に述べる文脈で多用される。
N1
薄情
はくじょう
他人への思いやりや人情が乏しく、冷たい態度を取る様子。「薄情な仕打ち」「薄情者」「薄情にも見捨てる」のように使う。「薄」は薄い、「情」は人情・情けの意で、二字で「情けが薄い」状態を表す。困っている相手を助けない・気遣わないといった、人間味のなさを責める場面で用い、人物評・批判的な描写の文脈で多用される。
N1
漠然
ばくぜん
物事の輪郭がぼんやりしている様子。「漠然とした不安」「漠然と考える」「漠然たる印象」のように使う。「漠」は広く果てしない、「然」は様子を表す接尾辞で、二字で「広がりがあって輪郭の定まらない」状態を表す。具体性に欠ける思考・印象・感情を描写する語で、「漠然と〜」の副詞的用法が中心。
N1
剥奪
はくだつ
権利・地位・資格などを強制的に取り上げること。「資格を剥奪する」「権利を剥奪する」「金メダルが剥奪される」のように使う硬い語。「剥」は剥ぎ取る、「奪」は奪うの意で、二字を重ねて「強制的に取り上げる」ことを表す。本来持っていたものを公的・制裁的に失わせる行為を指し、法律・スポーツ・人権問題の文脈で多用される。
N1
博打
ばくち
金品を賭けて勝負を争う遊び。転じて、結果の見えない危険な行為。「博打を打つ」「人生の博打」「博打に出る」のように使う。元は賭博そのものを指す語で、現代ではビジネス・進路選択などの大きな賭けの比喩としても用いる。「賭博」より口語的でくだけた響きを持つ語で、危うさ・無謀さの含みを伴う。
N1
白眉
はくび
多くの中で特に優れているもの。「作品の白眉」「白眉と言うべき出来栄え」「白眉をなす」のように使う硬い文学的な語。中国の故事で、蜀の馬氏五兄弟のうち白い眉を持つ長兄・馬良が最も優れていたことに由来する。文芸批評・作品評価などの文脈で、群を抜く傑作・最高峰を指す改まった表現として用いる。
N1
薄氷
はくひょう
薄く張った氷。比喩的に、危険や緊張のすぐ隣にある状態。「薄氷を踏む思い」「薄氷の勝利」のように使う。「薄氷を踏む」は中国古典に由来する慣用表現で、いつ割れてもおかしくない氷の上を歩くようなギリギリの危うさを表す。物理的な薄い氷の意でも使うが、現代では比喩用法のほうが頻度が高い。
N1
恥じらう
はじらう
恥ずかしさを感じて、はにかむような態度を見せること。「頬を染めて恥じらう」「恥じらいながら答える」「恥じらいの色」のように使う。やや文語的な語で、多くは若い女性や少女のしぐさに使われる。「恥じる」が後ろめたさや反省を含むのに対し、「恥じらう」は奥ゆかしさ・初々しさといった肯定的な含みを伴うことが多い。
N1
恥ずかしめ
はずかしめ
名誉を傷つけるような扱い、屈辱。「恥ずかしめを受ける」「恥ずかしめを与える」「恥ずかしめに耐える」のように使う硬い語。「恥ずかしむ」(はずかしめる)の名詞形で、相手の尊厳を傷つける言動を指す。古語的な響きを持ち、現代の日常会話ではほぼ用いられず、歴史小説・古典・改まった文章で見られる。
N1
罵声
ばせい
相手をののしる、激しい声・言葉。「罵声を浴びせる」「罵声が飛ぶ」「罵声を浴びる」のように使う。「罵」はののしる、「声」は声の意で、二字で「ののしりの声」を表す。怒り・非難・侮辱の感情をこめた発声を指し、群衆・観客・抗議者などからの集団的なののしりを表す文脈で多用される。報道・スポーツ記事で頻出する硬い語。
N1
馳せる
はせる
馬や車を走らせること。比喩的に、考えや評判を遠くまで及ばせること。「馬を馳せる」「思いを馳せる」「名を馳せる」のように使う硬い文章語。「馳」は馬が速く走る意で、現代では物理的に走らせる用法より、「思いを馳せる(遠くの人や昔のことを心に思う)」「名を馳せる(広く名声を得る)」など比喩用法が中心。文学・歴史記述で頻出する。
N1
肌合い
はだあい
人の性格や雰囲気から感じられる気質。また、物事の質感。「肌合いが合う」「肌合いの違う作品」「肌合いの良い人」のように使う。元は肌の感触の意から派生し、抽象的な「相性」「持ち味」を表すようになった。論理的な共通点というより、感覚的な親和性・違和感を表す文学的な語で、人物評・批評で多用される。
N1
畑違い
はたけちがい
自分の専門や得意分野とは異なる領域のこと。「畑違いの仕事」「畑違いの分野」「畑違いから転職する」のように使う。耕す畑の種類が違う、という農業の比喩から派生し、本来の経験・専門と離れた領域を指す。「専門外」より口語的でくだけた響きを持ち、自分の不慣れさを謙遜的に述べる文脈でも、他人の専門違いを指摘する文脈でも用いる。
N1
旗印
はたじるし
行動の目的や主張として掲げる目標。「改革を旗印に掲げる」「自由を旗印とする」「旗印のもとに集まる」のように使う。元は戦場で味方の目印に立てる旗の意から派生し、運動・組織・キャンペーンが対外的に示す中心理念・スローガンを表す比喩として定着した。政治・社会運動・経営の文脈で多用される。
N1
破綻
はたん
物事の組み立てが崩れて成り立たなくなること。「経営が破綻する」「論理が破綻する」「破綻寸前」のように使う硬い語。「破」は破れる、「綻」はほころびる意で、二字で「破れほころびる」状態を表す。元は衣服のほつれの意から派生し、計画・関係・財政・組織などが立ち行かなくなる場面で多用される。「破産」が法的な意味を持つのに対し、「破綻」はより広く構造的崩壊を指す。
N1
破談
はだん
いったん決まった話、特に縁談や契約が取り消しになること。「縁談が破談になる」「破談にする」「破談を申し入れる」のように使う硬い語。「破」は壊す、「談」は話し合いの意で、二字で「話を壊す」ことを表す。元は縁談に関する語だが、現代では商談・婚約・取引などにも広く用いる。
N1
跋扈
ばっこ
好ましくないものが、勢いをふるって我が物顔に振る舞うこと。「悪徳業者が跋扈する」「不正が跋扈する」「跋扈跳梁」のように使う非常に硬い語。元は魚が竹で作った仕掛けを飛び越える意から派生し、抑えられるべき悪が抑制を失って広がる場面で用いる。報道・社説・歴史記述などの文章語で、日常会話ではほぼ用いない。
N1
抜擢
ばってき
多くの人の中から特に選び出して、重要な地位や役目に取り立てること。「主役に抜擢される」「若手を抜擢する」「異例の抜擢」のように使う硬い語。「抜」は引き抜く、「擢」も引き抜き取り立てる意で、二字を重ねて「選び抜いて引き上げる」ことを強調する。年功序列を超えた特別な登用を表し、人事・芸能・スポーツの文脈で多用される。
N1
発奮
はっぷん
刺激を受けて、やる気を強く起こすこと。「叱られて発奮する」「敗戦を機に発奮する」「発奮を促す」のように使う硬い語。「発」は起こす、「奮」は気力を盛んにするの意で、二字で「気力を奮い起こす」ことを表す。失敗・批判・悔しさをきっかけに、それまでの自分を超えて行動に移す様子を表し、激励・スポーツ・学業の文脈で多用される。
N1
抜本的
ばっぽんてき
問題の根本から大きく変えること。「抜本的な改革」「抜本的に見直す」「抜本的な対策」のように使う硬い語。「抜本」は根を抜く意で、表面的な対症療法ではなく、原因そのものに踏み込んで変える姿勢を表す。「ばつほんてき」ではなく、促音「っ」が入る「ばっぽんてき」と読む点に注意。政策・経営・制度改革を論じる文脈で多用される。
N1
発露
はつろ
内に秘めた感情や本性が、外に表れ出ること。「愛情の発露」「本心の発露」「自然な発露」のように使う硬い語。「発」は現れ出る、「露」は表に現すの意で、二字で「内から外へ現れる」ことを表す。意図的な表現というより、抑えていたものが自然にあふれ出る様子を指し、心理・文学・芸術論の文脈で多用される。
N1
罵倒
ばとう
激しい言葉で相手をののしること。「罵倒を浴びせる」「罵倒する」「罵倒の限りを尽くす」のように使う。「罵」はののしる、「倒」は徹底的にの意を添え、二字で「激しくののしる」ことを表す。強い怒りや軽蔑を相手にぶつける場面で用い、「叱責」「批判」より感情的・攻撃的なニュアンスが強い。SNS・国会論戦・人間関係の対立を語る文脈で頻出する。
N1
華々しい
はなばなしい
人目を引くほど美しく、輝かしい様子。「華々しい活躍」「華々しいデビュー」「華々しい成功」のように使う。「華」を重ねた畳語形式で、目立って立派・派手で見栄えのする様子を表す。多くは肯定的な称賛として用いるが、文脈によっては「派手すぎる」「中身が伴わない」の皮肉な含みを帯びることもある。スポーツ・芸能・歴史記述で多用される。
N1
撥ねる
はねる
勢いよくはじき飛ばすこと。「車が水を撥ねる」「不良品を撥ねる」「税金を撥ねる」のように使う。物理的にはじき飛ばす意のほか、選別の場面で「基準に合わないものを除外する」意、また「上前を撥ねる(中間搾取する)」のように利益の一部を取る意もある。文脈によって意味が幅広く分かれる動詞で、漢字表記は「跳ねる」「刎ねる」など複数あり、意味で使い分ける。
N1
はばかる
はばかる
遠慮する、気兼ねすること。「人目をはばかる」「世間をはばかる」「はばかりながら申し上げる」のように使う硬い語。周囲の目や評価を気にして、行動・発言を控える様子を表す。「はばかりながら」は前置きとして用いる謙譲的な言い回し。「憎まれっ子世にはばかる(嫌われ者ほど世に勢力を伸ばす)」のことわざでは別の意(はびこる)で使われる古い用法もある。漢字では「憚る」と書くが、ひらがなで書かれることが多い。
N1
派閥
はばつ
政党・会社などの大きな組織の中で、利害や考え方を共にする人々が作る小集団。「派閥争い」「派閥に属する」「派閥を超えて」のように使う。「派」は分かれ、「閥」は門閥・集団の意で、二字で「分派した集団」を表す。多くは否定的な含みを伴い、組織内の派閥対立・人事抗争を批判的に述べる文脈で多用される。政治・大企業の報道で頻出する語。
N1
はびこる
はびこる
草木や悪いものが勢いよく広がること。「悪習がはびこる」「不正がはびこる」「雑草がはびこる」のように使う。元は雑草が一面に伸び広がる意から派生し、現代では好ましくないもの——悪弊・不正・誤情報・有害な勢力など——が勢力を増す場面で多用される。否定的な評価を伴い、抑えるべきものが抑えられていない状況を批判する文脈で用いる。
N1
羽振り
はぶり
世間での勢いや経済的な豊かさのこと。「羽振りがいい」「羽振りを利かせる」「羽振りのいい商売人」のように使う。元は鳥が羽を振るう様子の意から派生し、経済的に裕福で勢いがある様子を表す比喩として定着した。多くは「羽振りがいい」の形で用い、金回りの良さや社会的影響力の大きさを述べる文脈で頻出する。
N1
刃向かう
はむかう
強い相手に逆らって立ち向かうこと。「権力に刃向かう」「親に刃向かう」「刃向かう者は許さない」のように使う。元は文字通り刃物を相手に向ける意から派生し、目上・強大な存在に抵抗する場面で用いる。物理的な攻撃というより、地位・力関係において下にある者が上に対して反抗する構図を表す語。
N1
羽目
はめ
困った状況、思わしくない立場。「羽目になる」「羽目に陥る」「面倒な羽目になった」のように使う。望まない結果として置かれた状況を表す名詞用法と、「羽目を外す(度を越して騒ぐ)」の慣用句で「適切な範囲」を表す用法がある。後者の「羽目」は元来、馬具の一種で、これを外すと馬が暴れることから「節度を失う」の意で定着した。
N1
張り合い
はりあい
何かに取り組む際の、やりがいや手応え。「張り合いのある仕事」「張り合いがない」「張り合いを失う」のように使う。気持ちの充実度・取り組む価値の手応えを表す日常的な語で、目的があって意欲が湧く状態を肯定的に評価する文脈で用いる。同じ「張り合う」から派生する「張り合い(競い合うこと)」とは別語で、文脈で意味を読み分ける。
N1
張り詰める
はりつめる
気持ちや空気が緊張で強く引き締まること。「神経を張り詰める」「張り詰めた空気」「張り詰めた糸のような心」のように使う。元は物が一面にぴんと張る意から派生し、緩みのない心理状態や、その場の緊迫感を表す比喩として定着した。長時間続く高い緊張に焦点があり、一瞬の驚き・恐怖ではなく持続的な集中状態を指す。
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