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N1 宛てる あてる
手紙や書類を、ある特定の人や送り先に向けて送るときに使う動詞。「恩師に宛てる」「編集部に宛てる」のように、「〜に宛てる」の形で用いる。名詞形は「宛先」「宛名」。
N2 跡継ぎ あとつぎ
家業・家督・地位などを引き継ぐ人。「跡継ぎを探す」「跡継ぎ問題」のように使う。
N2 後回し あとまわし
優先度の低いものを後の順番にまわすことを表す語。「後回しにする」の形で使い、別の事柄を先に処理する結果として遅れて扱われる状態を示す。
N2 暴く あばく
隠されていた事実や秘密を明るみに出すこと。また、墓を掘り起こす意味もある。「不正を暴く」「真相を暴く」のように使う。
N2 あぶれる あぶれる
仕事や機会が得られず、はみ出してしまうこと。「仕事にあぶれる」「就職にあぶれる」のように、期待していた機会を逃す意味で使う。やや口語的。
N1 余す あます
使い切らずに残すこと。「余すところなく使う」「力を余す」のように、残りを生み出す文脈で使う。人が使い残すのが「余す」、ひとりでに残るのが「余る」で、「力を余す」に対して「力が余る」のように使い分ける。
N2 甘味 あまみ
甘い味。また、食べ物が持つ甘さの度合い。「玉ねぎの甘味が引き出される」「果物の甘味が強い」のように、素材そのものが持つ甘さを言うときによく使う。同じ「甘味」を「かんみ」と読むと、甘い食べ物や菓子類そのものを指す別の語になり、「甘味処」のように使う。
N2 甘やかす あまやかす
子どもなどに対して厳しくせず、好き放題にさせること。「子どもを甘やかす」「甘やかされて育つ」のように使う。
N1 網の目 あみのめ
網の編み目の一つ一つのこと。そこから比喩的に「網の目のように張り巡らす」「網の目をかいくぐる」のように、細かく張り巡らされた監視や規制を表す慣用表現で使われる。
N2 危うい あやうい
危険な状態にあること、または間一髪のところを表す形容詞。「危うく転びそうだ」「危うい均衡」のように、ぎりぎりの状況で使われる。命や立場が脅かされる深刻さを含む点で、単なる「危ない」より硬い。
N1 操る あやつる
道具や機械、人、言葉などを思いどおりに動かしたり使ったりすること。「機械を操る」「言葉を操る」「人形を操る」のように使う。陰で人を動かす意味もある。
N1 危ぶむ あやぶむ
うまくいかないのではないかと不安に感じること。「実現を危ぶむ」「成功を危ぶむ」のように、先行きに疑いを抱く場面で使う。「危うい」と同根の動詞で、危険・不安の含みを共有する。
N1 あやふや あやふや
態度や内容がはっきりせず、確かでないさまを表す語。「あやふやな返事」「あやふやな記憶」のように、根拠や明確さに欠ける状態を指す。責任逃れや曖昧な態度を批判的に評する場面でも使う。
N2 過ち あやまち
うっかりしたり判断を誤ったりして犯してしまった悪い行いのこと。「過ちを犯す」「過ちを認める」のように使う。
N1 歩み あゆみ
一歩一歩進んでいくこと。また、その進み方や過程のこと。「会社の歩み」「平和への歩み」のように、時間をかけて進んできた道のりを表すときに使う。動詞「歩む」の名詞形。
N1 歩み寄る あゆみよる
互いに譲歩して接近することを表す動詞。物理的に近づく意味もあるが、比喩的に「両者が歩み寄る」のように、対立する立場の人が妥協点を探る場面で使う。
N2 粗い あらい
粒や網の目などが大きくて、すき間があること(「粗い網」「粒が粗い」)。また、仕事のやり方が丁寧でないこと(「仕事が粗い」)。同じ読みの「荒い」は動きや性質が激しいこと(「波が荒い」「気が荒い」)で、書き分ける。
N1, N5 洗う あらう
wash。水などで、よごれをとってきれいにすること。「手を洗う」「ふくを洗う」。
N2 荒稼ぎ あらかせぎ
短期間に手段を選ばず大金を稼ぐこと。「荒稼ぎする」のように使う。やや否定的なニュアンスを伴う。
N2 粗削り あらけずり
細部の仕上げがまだ十分でないが、素材や力量に見どころがあること。もとは木材などを大まかに削ること。「粗削りな文章」「粗削りだが将来性がある」のように使う。
N1 荒らす あらす
場所や物を乱暴に扱って、ひどい状態にすること。「畑を荒らす」「市場を荒らす」のように使う。人が乱してひどい状態にするのが「荒らす」、ひとりでにその状態になるのが「荒れる」で、「畑を荒らす」に対して「畑が荒れる」のように使い分ける。
N1 荒立てる あらだてる
事態を大げさにしたり、感情を激しくさせたりすることを表す動詞。「事を荒立てる」「声を荒立てる」のように、穏やかに収まるはずのものを悪化させる場面で用いられる。
N1 改まる あらたまる
それまでの状態が変わって、新しくなること。「年が改まる」「態度が改まる」のように、きちんとした状態になる場面で使う。人が意図して直す側が「改める」、ひとりでに新しくなる側が「改まる」で、「規則を改める」に対して「規則が改まる」のように使い分ける。
N2 あらゆる あらゆる
考えられる限りすべての。「あらゆる可能性」「あらゆる手段」のように、必ず後ろに名詞を付けた形で使う。ふつうひらがなで書く。
N1 有り合わせ ありあわせ
そのとき手元に偶然あるもの。「有り合わせの材料」「有り合わせで作る」のように、特に用意せず、今あるものだけで間に合わせる場面で使う。
N1 有様 ありさま
物事の状態や様子、特にひどい状況のこと。「ひどい有様」「見るに堪えない有様」のように、あまりよくない状況を表現する場面で多く使う。
N1 亜流 ありゅう
ある流派や作風をまねただけで、独創性のない二番煎じのこと。「有名画家の亜流」「亜流に過ぎない作品」のように、評価を下げる文脈で使う。
N2 淡い あわい
色や味、感情などが弱く薄いことを表す形容詞。「淡い色」「淡い期待」「淡い恋心」のように、はっきりしない弱さを表す場面で使う。反対語は「濃い」。
N2 慌ただしい あわただしい
落ち着きなく、何かに追われるように忙しい様子を表す形容詞。「慌ただしい日々」「慌ただしく出発する」のように使う。動詞「慌てる」と同じ語幹を持ち、急かされている感じを共通して表す。
N1 哀れ あわれ
かわいそうで心が痛むこと、またその気持ち。「哀れな姿」「哀れに思う」のように、弱者や不運な者への同情を表す場面で使う。動詞形は「哀れむ」。
N2 暗示 あんじ
はっきりと言わず、それとなく示すこと。「暗示にかける」「暗示を与える」のように用いる。文学作品や心理学の文脈でよく使われ、明示的でない情報伝達の手段を意味する。
N2 案じる あんじる
心配する、気にかけるという意味。相手の無事や状況を気づかう場面で使う。書き言葉でよく使われ、会話では「心配する」を使うことが多い。「案ずる」とも言う。
N1 安泰 あんたい
心配事がなく、落ち着いて安定している状態のこと。「会社は安泰だ」「老後の安泰」のように使う。形容動詞としても用い、「安泰な生活」という形も取る。
N1 暗中模索 あんちゅうもさく
手がかりがない中で、あれこれ試しながら進めることを表す四字熟語。「新分野で暗中模索を続ける」のように、未知の領域で試行錯誤する場面で使う。
N1 安堵 あんど
心配事がなくなって、ほっと落ち着くこと。「無事を知って安堵する」「安堵の表情」のように使う。
N1 案の定 あんのじょう
予想していたとおりに、という意味を表す副詞。「案の定、失敗した」のように、悪い予想が当たった場面で使うことが多い。
N2 安否 あんぴ
無事でいるかどうか、という意味の語。「安否を確認する」「安否が気遣われる」のように、事故や災害の後に相手の状態を確かめる場面で使う。
N1 暗黙 あんもく
口に出して言わなくても互いに了解しているという意味を表す語。「暗黙の了解」「暗黙のうちに」の形で慣用的に使われる。公式には明言されないが関係者間で共有されている規範や合意を指すことが多い。
N1 暗躍 あんやく
人に知られないように、裏でひそかに活動することを表す語。「裏で暗躍する人物」のように、よくない文脈で使うことが多い。
N1 威圧 いあつ
威厳や力で相手を押さえつけること。「威圧的な態度」「威圧感」「威圧する」の形で使う。実際に暴力を振るうのではなく、強い態度や存在感で相手を萎縮させる意味合いで用いる。
N1 居合わせる いあわせる
たまたまその場所に居合わせること。「〜に居合わせる」の形で、事件・出来事が起きたときに偶然その場所にいたという意味で使う。意図して行った場合には用いない。
N2 言い掛かり いいがかり
根拠のない非難や難癖。「言い掛かりをつける」のように使う。
N1 言い放つ いいはなつ
周囲への配慮なく、きっぱりと言い切ること。強い口調や挑発的な態度を伴う発言に使う。やや否定的な含みを持つことが多い。
N1 言い張る いいはる
自分の主張を強く押し通して曲げないこと。「〜と言い張る」の形で、相手の指摘や反論があっても自分の考えを変えずに主張し続ける場面で使う。否定的なニュアンスを伴うことが多い。
N2 言い分 いいぶん
自分の側の主張や言いたいこと。「言い分を聞く」「言い分が通る」のように使う。
N1 言い渡す いいわたす
上位者が下位者に対して決定事項を正式に告げること。判決・処分・通告など、公式で重い内容を伝える場面で使う。日常的な伝達には用いない。
N1 威嚇 いかく
相手を怖がらせて思い通りにさせようとすること。銃や大声などで脅して圧力をかける場面で使う。「威嚇射撃」「威嚇行為」のように使う。動物が敵に向かって姿勢を大きく見せる場面でも使う。
N1 いかなる いかなる
どのような、どんな、という意味の連体詞。後ろに名詞を伴い、「いかなる〜も」「いかなる〜でも」の形で、あらゆる場合・条件を含意する硬い表現として使う。
N1 いかに いかに
どのように、どれほど、という意味を持つ副詞。疑問文で「いかに〜か」、感嘆文で「いかに〜ことか」のように使う。論説文・評論文で頻出する硬い書き言葉。
N1 遺憾 いかん
期待した結果にならず、残念に思う気持ちを表す硬い言葉。公式の声明や謝罪の場面で「遺憾の意を表する」「遺憾に思う」のように使う。日常会話ではほとんど使わず、政治・外交・報道などで用いられる。

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