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N1
眼差し
まなざし
物を見るときの目つき・視線。「眼」は目、「差し」は光や視線を向ける意で、合わせて「目から向けられる視線」を表す。単なる視線の方向だけでなく、その視線に込められた感情や態度を含意する点が特徴。「優しい眼差し」「鋭い眼差し」「冷たい眼差し」「温かい眼差し」のように、感情を伴う視線を表す文脈で使う。書き言葉的・文学的な響きを持つ語で、人物描写や心理描写で頻出する。
N4
間に合う
まにあう
決められた時間に、遅れないで着くこと。
N2
免れる
まぬがれる
責任や罰、危険などを受けずに済むこと。「免」は許す・取り除く意で、本来避けがたいものから逃れる状態を表す。「処分を免れる」「危険を免れる」「責任を免れる」「死を免れる」のように、本来であれば受けるはずだった不利益から外れる場面で使う。「まぬかれる」とも読み、現代ではどちらの読みも用いられる。同じ漢字を使った「免じる」(役職を解く、許す)とは意味が異なる。
N2, N3
真似
まね
imitation。他の人のやり方をそのとおりにすること。「先生の発音を真似する」。
N2, N3
招く
まねく
客として呼ぶ。「パーティーに招く」。「誤解を招く」のように、よくない結果を引き起こす意味でも使う。
N1
間延び
まのび
動作・話・時間などにメリハリがなく、だらしなく感じられる様子。「間」は時間や動作の区切り、「延び」は伸びる意で、合わせて「区切りがだらだら伸びてしまっている状態」を表す。「間延びした顔」「間延びした話し方」「間延びしたメロディ」のように、緊張感や引き締まりに欠ける様子を批判的に評する文脈で使う。話芸・音楽・表情・文章など、リズムや締まりが問われる対象について多く用いられる。
N1
まばゆい
まばゆい
光が強くて目を開けていられないほど明るい様子。「まばゆい朝日」「まばゆい光」「まばゆいばかりの白さ」のように使う。比喩的に「まばゆいばかりの才能」「まばゆいばかりの美しさ」のように、目を奪われるほど際立っている様子を表す用法も多い。「まぶしい」と意味が近いが、「まばゆい」のほうがより文語的・文学的な響きを持つ。漢字では「眩い」「目映い」と書くが、ひらがなで書かれることも多い。
N1
まばら
まばら
物や人がところどころに散らばって、密度が低い様子。「まばらに生えた木々」「客足がまばら」「観客はまばらだった」のように、本来集まるはずのもの・連続しているはずのものが疎な状態を表す。視覚的に隙間が目立つ状態を指すのが基本で、人・物・植生・髪などについて使う。「疎ら」と漢字で書くこともあるが、ひらがな表記が一般的。否定的・寂しげなニュアンスで使われることが多い。
N2
麻痺
まひ
神経や筋肉の働きが失われ、感覚や運動ができなくなること。「麻」「痺」ともにしびれる意の字で、合わせて感覚や動きが奪われた状態を表す。医学的には脳卒中・神経損傷などによって体の一部が動かなくなる症状を指し、「半身麻痺」「顔面麻痺」「下肢の麻痺」のように使う。比喩的に「交通麻痺」「機能麻痺」「都市機能の麻痺」のように、組織や仕組みが正常に動かなくなる意でも使う。また、「感覚が麻痺する」のように、繰り返しによって感受性が鈍る意でも用いる。
N2
間引く
まびく
密集したものから一部を抜き取って、残りの育ちや効率を良くすること。本来は農業用語で、密に生えた野菜の苗を一部抜いて間隔を空け、残った苗が大きく育つようにする作業を指す。「大根を間引く」のように使うのが原義。そこから比喩的に、「人員を間引く」「運行本数を間引く」のように、過密な状態から一部を取り除いて全体を効率化する意でも使う。鉄道・バスの運行を減らす場面でも頻出する。
N1
瞼
まぶた
目を覆う皮膚の部分。眼球を保護し、まばたきや閉眼の動作を担う。「瞼を閉じる」「瞼が腫れる」「瞼が重い」のように使う。「上瞼」「下瞼」「一重瞼」「二重瞼」のような複合形でも用いる。比喩的に「瞼に焼き付く」「瞼に浮かぶ」のように、記憶や思い出を視覚的に思い起こす文脈でも使われる。「目蓋」とも書くが、「瞼」の表記が一般的。
N2
幻
まぼろし
実際には存在しないのに、見えたり感じたりするもの。本来は「夢や幻覚として現れるが実体のないもの」を指し、「幻を見る」「目の前に幻が現れる」のように使う。そこから比喩的に、「実現することなく終わったもの」「失われて二度と得られないもの」を表す用法へと広がった。「幻のチャンピオン」「幻の名作」「幻の銘酒」「幻に終わる」のように、極めて稀少で手に入りにくいもの、あるいは存在が伝説的なものを表す文脈で頻出する。
N1
繭
まゆ
蚕などの幼虫が、変態の前に自分の周りに作る糸の覆い。幼虫が成虫(蛾)になるまでの保護のために、口から吐いた糸で自分の体を包み込んで作る。蚕の繭は絹糸の原料となり、製糸業の中心的な素材として歴史的に重要な役割を果たしてきた。「繭を作る」「繭から糸を取る」「白い繭」のように使う。比喩的に「繭にこもる」のように、外部から閉ざされた状態を表す用法もある。
N2
丸暗記
まるあんき
意味や理由を考えずに、文章や数式などをそのままの形で覚えること。「公式を丸暗記する」「教科書を丸暗記する」のように使う。頭の「丸」は「まるごと・全部」の意味で、「丸写し」「丸覚え」も同じ組み立て方をする。単に「暗記」と言う場合と違い、内容を理解していないという否定的な見方をこめて使うこともある。
N1
丸腰
まるごし
武器を一切持っていない状態。本来は「腰に刀を差していない」ことを意味した語で、武士が刀を帯びることを「腰に差す」と言った歴史的背景から生まれた。現代では物理的に武器を持たない意のほか、比喩的に「何の準備や対策もないまま事に臨むこと」を表す。「丸腰で交渉に臨む」「丸腰の状態で警察に出頭する」のように使う。守るものを持たず無防備に向き合うニュアンスを含む。
N1
丸っきり
まるっきり
「全く・全然」の意の副詞で、後ろに否定や否定的な内容を伴う。「丸」は完全・全部を表し、「っきり」は強調を加える接尾的な要素。「丸っきり知らない」「丸っきり違う」「丸っきり駄目だ」のように、物事の度合いが完全であることを強調する。話し言葉的なやや俗っぽい語で、書き言葉では「全く」「全然」が選ばれることが多い。「丸きり」「まるきり」とも書く。
N2
丸々
まるまる
完全に、そっくり全部、という意味の副詞。同じ語を重ねた畳語で、量や状態の完全さ・余すところのなさを強調する。「丸々一週間休む」「丸々一冊を読み終える」のように、ある単位がそのまま全部にわたることを表す用法と、「丸々太った赤ん坊」「丸々と肥える」のように、ふっくらと丸みを帯びている様子を表す用法がある。前者は副詞、後者は「丸々と〜」の形で副詞的に用いる。
N2
稀
まれ
めったに起こらないこと、ほとんどないこと。頻度の低さや珍しさを表し、「稀な現象」「稀に見る才能」「ごく稀に」「稀にしか起こらない」のように使う。形容動詞として「稀な〜」、副詞的に「稀に〜」の両方の形で用いる。「希」とも書き、こちらも一般的な表記。書き言葉的でやや硬い語で、日常会話の「めったに」より文章寄りの場面で使われる。肯定・否定どちらの事柄にも用いるが、「稀に見る才能」のように肯定的な評価を強調する用法も多い。
N4
周り
まわり
あるものの、そとがわやそば。「池の周りを歩く」。
N4
回る
まわる
円をえがくように、動くこと。「地球が回る」。
N1
蔓延
まんえん
好ましくないものが広い範囲に広がること。「蔓」は植物のつる、「延」は伸び広がる意で、合わせて「つるが伸びるように広がる」が原義。「感染症の蔓延」「悪習の蔓延」「不正の蔓延」のように、病気・悪い風潮・社会問題などが広範囲に広がる文脈で多く使う。中立的な「広がる」「普及する」と異なり、対象が望ましくないものに限られる点が特徴。書き言葉的な硬い語で、報道・論説・公的な場面で頻出する。
N2
満喫
まんきつ
満足するまで、十分に味わい楽しむこと。
N2
満場
まんじょう
会場にいる人全員のこと。「満」は満ちる、「場」はその場の意で、合わせて「その場にいる人で会場が満たされている状態」、転じて「その場の全員」を表す。「満場一致」「満場の拍手」「満場が沸く」のように、会場全体が一つの反応を示す文脈で使う。会議・式典・劇場・議会などの公的な場面で多く用いられる書き言葉的な語で、日常会話で人数を表す場合には使わない。
N2
慢性
まんせい
症状や状態が長く続いて、なかなか変わらないこと。「慢」は時間がかかる・だらだら続く意。元は医学用語で、急に発症する「急性」と対をなして長期にわたって持続する病気を指す。比喩的に「慢性的な人手不足」「慢性的な渋滞」「慢性の赤字」のように、社会現象や組織の問題が長期にわたって解決されない状態にも使う。多くは「慢性的な」の形で形容動詞として用いられ、否定的な含みを持つ。
N1
漫然
まんぜん
はっきりした目的や注意を持たず、ぼんやりしている様子。「漫」は気の向くまま、しまりがない意で、「然」は「〜のさま」を表す接尾辞。「漫然と過ごす」「漫然と眺める」「漫然と聞く」のように「〜と」の形で副詞的に使うのが基本。意識が散漫で、集中力や目的意識を欠いた状態を表し、多くは批判的・反省的な文脈で用いられる。書き言葉的な硬い語で、日常会話よりも文章・論説で頻出する。
N2, N3
満足
まんぞく
satisfaction。望みがかなって、心が満ち足りること。「結果に満足する」。対義語は「不満」。
N1
漫談
まんだん
軽妙な話芸として、世相や日常を題材にユーモアを交えて聞かせる芸。寄席演芸の一つで、一人で観客に向かって自由に話を展開する形式が基本。「漫」は気のおもむくままにの意、「談」は話の意で、合わせて「気楽に語る話」を表す。「漫談を披露する」「漫談家」「政治漫談」のように使う。落語・講談と並ぶ伝統的な話芸の一形態で、特定の物語ではなく時事ネタや軽い雑談を中心に据える点が特徴。
N4
真ん中
まんなか
場所の、ちょうど中心。
N4
見える
みえる
目に、しぜんに入ってくること。「山が見える」。
N2, N5
磨く
みがく
polish; brush。こすってきれいにすること。「歯を磨く」。
N2
見込み
みこみ
これから先こうなるだろうという予想や、期待できる可能性。
N2
未熟
みじゅく
果実などが十分に熟していないこと。また、技術や経験が十分でないこと。
N4
湖
みずうみ
陸に囲まれた、大きな水たまり。
N1
水気
みずけ
物に含まれている水分のこと。野菜や果物に含まれる水分、洗った食器や髪に残った水滴、湿った空気や土に感じる湿り気など、対象は幅広い。「水気を切る」「水気を拭き取る」「水気を含んだ髪」のように使う。料理では「茹でた野菜の水気を切る」のように調理工程を指示する表現として頻繁に登場する。「水分」と意味が近いが、「水分」が量的・成分的な水を指すのに対し、「水気」は表面に残った水・しっとりした感じなど、より感覚的・実用的な文脈で使われる傾向がある。
N4
味噌
みそ
大豆(だいず)から作る、日本の昔からのちょうみりょう。みそしるなどに使う。
N1
未曽有
みぞう
これまでに一度も起こったことがないほど珍しいこと。「未だ曽て有らず」(いまだかつてない)を漢文の語順で表した語で、字義通り「過去に例がない」を意味する。「未曽有の災害」「未曽有の危機」「未曽有の大事件」のように、極めて重大で前例のない事態を表す硬い語。報道・歴史記述・公的な場面で用いられ、日常会話ではあまり使わない。「未曾有」とも書く。読みは「みぞう」で、「ゆう」を伸ばさない。
N1
見損なう
みそこなう
人や物の価値を見誤ること。「損なう」は本来うまくいかせない意で、「正しく見ることに失敗する」が原義。「あの人を見損なった」「君を見損なったよ」のように、それまで信頼・評価していた相手が期待を裏切る言動をしたときに、相手への失望を表す文脈で多く使う。また、「映画の最後を見損なう」のように、見るべきものを見逃す意でも使うが、現代ではこちらの用法はやや少ない。
N4
見つかる
みつかる
さがしていたものが、発見されること。「かぎが見つかる」。対になることばは「見つける」。
N4
見つける
みつける
さがしていたものを、発見すること。対になることばは「見つかる」。
N2
密接
みっせつ
つながりが深く、切り離せないほど近い関係にあること。
N1
密談
みつだん
他人に知られないように、こっそり話し合うこと。「密」は人目に触れない意、「談」は話し合いの意で、合わせて秘密の協議を表す。「密談を交わす」「密談の場を持つ」「密室で密談する」のように使う。政治・外交・取引・陰謀などの場面で多く用いられ、話し合われる内容に秘密性があることを含意する。中立的な「打ち合わせ」「協議」と異なり、外部に漏らせない事情があるという含みがある。
N2, N3
見つめる
みつめる
目を離さずに、じっと見る。「相手の目を見つめる」。
N2
見通し
みとおし
遠くまで見渡すこと。また、これから先の成り行きを予想すること。
N1, N3
認める
みとめる
正しい・事実だと受け入れる。「失敗を認める」。価値があると評価する意味(「実力が認められる」)や、目で見て気づく・確認する意味(「変化が認められる」)でも使う。
N1
見とれる
みとれる
美しさや見事さに心を奪われ、ぼうっと見入ってしまうこと。「見惚れる」とも書く。「惚れる」は心を奪われる意で、対象の魅力に意識が引き込まれる状態を表す。「夕日に見とれる」「演技に見とれる」「美しさに見とれる」のように使う。対象は美しいもの・優れたもの・心を打つものに限られ、批判的・否定的なものを見つめる場合には使わない。意識せず、つい長く見入ってしまうニュアンスを含む。
N2
見なす
みなす
実際にはそうでないものを、そうであると判断したり扱ったりすること。「AをBと見なす」の形で使い、客観的にはAでありながら、判断・規則・便宜上はBとして扱うことを表す。「欠席を遅刻と見なす」「返答がない場合は同意と見なす」のように使う。法律・規則・契約・学術的定義などの文脈で頻出し、形式上の同一視・擬制を表す硬い語。事実の認定ではなく、人為的な判断による「そう扱う」というニュアンスを含む。
N4
港
みなと
船が、荷物や人を乗せたり降ろしたりするところ。
N2
見習い
みならい
先輩のやり方を見て学びながら仕事を覚える初心者のこと。また、そうした立場や期間そのもの。動詞「見習う」の連用形からできた名詞で、職業訓練・徒弟制度的な学習段階を指す。「見習い職人」「見習い期間」「見習い中の身」のように使う。料理人・大工・職人・看護師など、実地で技術を身につける職種で頻出する語。一般的な「初心者」よりも、特定の職業や組織における正式な訓練段階を指すニュアンスが強い。
N2
峰
みね
山の頂上付近の、高くなった部分。山の最も高い部分や、稜線上に連なる尾根を指す。「山の峰」「峰々が連なる」「峰を越える」のように使う。山岳・登山の文脈で頻出する語で、「山頂」がピンポイントの頂点を指すのに対し、「峰」は山頂を含むその周辺の高まりを広く指す。比喩的に刀の背の部分(刃の反対側)も「峰」と呼び、「峰打ち」のように使う。書き言葉的・文語的な響きを持つ語。
N2, N3
実る
みのる
草木に実がなる。「稲が実る」。「努力が実る」のように、よい結果が出る意味でも使う。
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