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N2
武骨
ぶこつ
洗練されておらず、無骨で粗野な様子。「武骨な男」「武骨な手」「武骨な作り」のように使う。元は武人らしい飾り気のなさを指し、現代では気が利かないが誠実な人柄や、装飾の少ない実用本位の物について用いる。否定的にも肯定的にも取れる中立的な評価語で、誠実さ・実直さを評価する含みで使われることも多い。
N2, N3
不自由
ふじゆう
必要な物や自由がなくて、困ること。「お金に不自由しない」。体が思うように動かないことについても使う(「目が不自由だ」)。
N2
扶助
ふじょ
力を貸して助けること。経済的・社会的な援助を表す改まった語。「相互扶助」「生活扶助」のように使う。「扶」も「助」も「たすける」意で、二字で意味を強める熟語。法律・行政の制度名などで多用される。
N1
不詳
ふしょう
詳しいことが分からないこと。「身元不詳」「作者不詳」のように使う。報道・公文書・記録などで、情報が確認できない事項について用いる硬い表現。「詳」はくわしい意で、それに「不」がついて「詳しくは分からない」状態を指す。
N1
不祥事
ふしょうじ
組織や立場のある人が起こした、信頼や名誉を損なう不名誉な出来事。「企業の不祥事」「不祥事が発覚する」「相次ぐ不祥事」のように使う。「祥」はめでたい・縁起がよいの意で、「めでたくない事」が原義。法令違反・倫理違反・社会的批判を招く事件などを広く指し、組織の問題として報じられる文脈で多用される。個人の私的な失態より、公的責任のある立場での問題行為を指す傾向がある。
N2
腐食
ふしょく
金属などが化学反応で表面から徐々に変質し、損なわれること。「金属の腐食」「腐食が進む」のように使う。比喩的に組織・制度の劣化を指すこともある。「腐」は腐る、「食」は侵食するの意で、二字で「腐って侵されていく」過程を表す。
N2
侮辱
ぶじょく
相手を見下し、人格や尊厳を傷つける言動を行うこと。「侮辱を受ける」「侮辱罪」「公衆の面前で侮辱する」のように使う。「侮」は軽んじる、「辱」ははずかしめるの意で、二字で「軽んじてはずかしめる」ことを表す。法律用語としても定着しており(侮辱罪)、日常会話から法的文書まで幅広く用いられる重要語。
N1
腐心
ふしん
ある物事を成し遂げようとして、心を悩ませ工夫を重ねること。「資金繰りに腐心する」「経営再建に腐心する」「対応に腐心する」のように使う硬い語。「腐」は「腐るほど思い悩む」のイメージで、心を苦しめながら努力する意味を表す。困難な課題に懸命に取り組む様子を改まって述べる語で、ビジネス・政治の文脈で多用される。
N1
風情
ふぜい
しみじみと感じられる趣や味わい。日本の伝統的な美意識を表す語で、自然の景色、古い町並み、所作、季節の移ろいなどから感じ取られる情緒を指す。「秋の風情」「風情のある宿」「風情を楽しむ」のように使う。また、「私風情」「子供風情」のように人を表す語に付くと、「〜のような取るに足らない者」という謙遜・軽蔑の意になる別用法もある。
N1
伏字
ふせじ
文章中で、表現できない箇所を伏せて〇や×、記号などで示したもの。「伏字にする」「実名を伏字で表記する」のように使う。「伏」は隠す、「字」は文字の意で、二字で「文字を隠す」ことを表す。検閲・配慮・編集上の理由で用いられる印刷・編集の専門語で、報道・出版の文脈で使う。
N2
武装
ぶそう
戦いのための武器や装備を身につけること。
N1
不測
ふそく
前もって予測できないこと。「不測の事態」「不測の事故」のように使う。「測」ははかる・予想する意で、それに「不」がついて「予測できない」状態を表す。突発的・予期しない出来事を指し、危機管理や報道の場面で多用される。
N2
附属
ふぞく
主たるものに付き従って属していること。また、付き従っているもの。「附属品」「附属病院」のように使う。「附」も「属」も「つき従う」意で、二字で「主体に付随する」関係を表す。「付属」と書くこともあり同義。学校・機関・部品の関係を表す硬い語。
N1
不遜
ふそん
へりくだる気持ちがなく、思い上がっていること。「不遜な態度」「不遜極まりない」のように使う。「遜」はへりくだる意で、それに「不」がついて「謙虚でない」状態を表す。批判的・否定的な評価として用いられることが多い。
N2
札
ふだ
名前や番号、値段などを書いて、目印としてつける小さな紙や板。「番号の書かれた札を受け取る」「荷札」「名札」のように使う。同じ「札」を「さつ」と読むと、紙のお金を指す別の語になる。
N2, N3
舞台
ぶたい
stage。劇や踊りなどを見せるための一段高い場所。「舞台に立つ」。物語などの背景となる場所の意味でも使う(「京都を舞台にした小説」)。
N1
不退転
ふたいてん
いったん決めた決意を最後まで貫き、後戻りしないこと。元は仏教語で、修行で達した境地から退かない意。「不退転の決意」「不退転の覚悟」のように、決意・覚悟を強調する語と結びつく。政治家の所信表明や重大な公約の場面で多用される。
N4
豚肉
ぶたにく
pork。ぶたの肉。
N4
部長
ぶちょう
会社などで、部をまとめる人。
N4
普通
ふつう
とくべつではなく、いつもと同じようす。
N2
物価
ぶっか
世の中の品物やサービスの値段の全体的な水準。「物価が上がる」のように、一つの品物の値段ではなく社会全体の値段の動きについて使う。
N2, N3
ぶつかる
ぶつかる
勢いよく当たる。「車が壁にぶつかる」。意見が対立する、予定が重なる意味でも使う(「意見がぶつかる」「日程がぶつかる」)。物が当たるのが「ぶつかる」、人が物を当てるのが「ぶつける」で、「車が壁にぶつかる」に対して「車を壁にぶつける」のように使い分ける。
N1
払拭
ふっしょく
きれいに拭い去って取り除くこと。物理的に汚れを拭き取る場面よりも、比喩的に、不信感・不安・疑念・悪い印象などを完全に消し去る場面で多く使われる。「不信感を払拭する」「イメージを払拭する」「疑念を払拭する」のように、抽象的な対象を目的語に取ることが多い。「払」も「拭」も「拭い去る・取り除く」の意で、二字を重ねて意味を強めた語。
N1
払底
ふってい
物資・資金・人材などが、底をついてほとんど残っていない状態のこと。「人材が払底する」「在庫が払底する」「資金が払底する」のように、必要なものが供給不足に陥った状況で使う。「払」は払いのける、「底」は容器の底や尽きるところの意で、二字で「底まで払い尽くす」イメージを表す。日常会話よりも、経済・産業・行政の報告などの硬い文体で多用される。
N4
太る
ふとる
体重が、重くなること。反対のことばは「痩せる」。
N4
布団
ふとん
futon。ねるときに、しいたり、かけたりするもの。
N2
赴任
ふにん
命じられた任地に出向いて、職務に就くこと。「海外赴任」「単身赴任」のように使う。「赴」はおもむく・出向く意、「任」は任務の意で、二字で「任地に向かう」ことを表す。会社員・公務員・教員などの異動を語る場面で多用される。
N4
舟
ふね
boat。水の上を進む、小さな乗り物。同じ読みの「船」は大きいものにも使い、「舟」は小さいものに使うことが多い。
N1
腐敗
ふはい
物が腐ること。また、組織や政治などが道徳的に堕落して悪い状態になること。「政治の腐敗」「腐敗した食品」「腐敗が進む」のように使う。原義は食物などが微生物の働きで悪く変わることだが、そこから組織内部が私利私欲で崩れる様子の比喩としても広く使われる。比喩用法では、汚職・職権乱用・モラル低下などを批判する文脈で多用される。
N1
不抜
ふばつ
意志がきわめて強く、何があっても揺るがないこと。「堅忍不抜」「不抜の精神」のように使う硬い語で、ほぼ四字熟語の構成要素として用いる。「抜」は引き抜く意で、「引き抜けない」が原義。意志・信念が強固で動かしがたい状態を表し、改まった文体・スピーチ・座右の銘などで使われる。
N1
侮蔑
ぶべつ
相手を見下して、ばかにすること。「侮蔑のまなざし」「侮蔑を込めた言葉」「侮蔑の対象」のように使う硬い語。「侮」も「蔑」もどちらも軽んじる意で、二字を重ねて強い軽蔑の気持ちを表す。「軽蔑」「侮辱」と類義だが、「侮蔑」はより文章語的で、感情の強さと文体の硬さの両方を持つ。文学作品・批評・小説の地の文で多用される。
N1
普遍
ふへん
すべてのものに共通して当てはまること。時代・地域・対象を問わず広く成り立つ性質。「普遍的な真理」「普遍の原理」「普遍性」のように使う硬い語。「普」は広く行き渡る、「遍」はあまねく行き渡る意で、二字で「広く全体に及ぶ」ことを強調する。哲学・倫理・科学などで普遍性を論じる文脈で頻出し、「特殊」と対をなす重要な概念語。
N1
不偏
ふへん
どちらか一方に偏らないこと。中立公正であること。「不偏不党」「不偏の立場」のように使う。「偏」はかたよる意で、それに「不」がついて「偏らない」状態を表す。報道・教育・司法など、中立性が求められる場面で用いられる。
N4
不便
ふべん
使いにくく、つごうが悪いようす。反対のことばは「便利(べんり)」。
N1
不本意
ふほんい
自分の望みや本心とは違うこと。やむを得ず受け入れる場合や、満足のいかない結果について用いる。「不本意な結果」「不本意ながら承諾する」「不本意な異動」のように使う。「本意」は本心・本来の望みの意で、それに「不」がついて「望むところではない」という意味になる。「不本意ながら」の形で、自分の希望と違う結論を受け入れる際の前置きとして多用される改まった表現。
N1
踏み込む
ふみこむ
足を強く前に出して中へ入ること。また、立ち入るべきでない領域や問題の核心に深く入っていくことを比喩的に表す。「敷地に踏み込む」「議論に踏み込む」のように使う。物理的な侵入から、議論・捜査・私事への深い関与まで広く用いる。語感に「思い切って」「躊躇せずに」のニュアンスを伴う。
N1
踏みにじる
ふみにじる
足で踏みつけてめちゃめちゃにすること。比喩的に、相手の気持ち・尊厳・努力・権利などを乱暴に傷つけることを表す。「人の善意を踏みにじる」「夢を踏みにじる」のように使う。物理的に踏みつぶす意から、精神的・道徳的に他者を踏みつけにする行為まで広く用いる。強い非難の意を含む。
N4
踏む
ふむ
足で、物の上を強くおすこと。「足を踏む」。
N1
不明瞭
ふめいりょう
はっきりしないこと。物の輪郭・音声・意図・記述などが鮮明でない様子。「不明瞭な発音」「不明瞭な指示」「責任の所在が不明瞭だ」のように使う。「明瞭」は「明らかではっきりしている」意で、それに「不」がついて「はっきりしない」状態を指す。物理的な不鮮明さにも、論理・意図の曖昧さにも使え、批判的な評価を含むことが多い。
N1
浮揚
ふよう
水中や空中に浮かび上がること。比喩的に、低迷した状態から上向くことを表す。「景気浮揚」「浮揚力」のように使う。「浮」は浮かぶ、「揚」は上げる意で、二字で「浮き上がる」ことを表す。物理的な浮上から、経済・士気の回復まで広く用いる。
N2
扶養
ふよう
生活の面倒をみて養うこと。経済的に支え、生活を成り立たせることを指す。「扶養家族」「扶養義務」のように使う。「扶」は助ける、「養」は養うの意で、二字で「助けて養う」ことを表す。法律・税務・社会保障の文脈で頻出する硬い語。
N1
不履行
ふりこう
契約や約束で定められた義務を果たさないこと。法律・経済の文脈で多用される。「契約不履行」「債務不履行」のように使う。「履」は実行する、「行」は行うの意で、「履行」が「約束を実行すること」、それに「不」がついて「実行しない」状態を指す。
N4
降り出す
ふりだす
雨や雪が、降り始めること。
N2, N3
振る
ふる
揺り動かす。「手を振る」「首を振る」。「彼女に振られる」のように、恋の相手を断る意味でも使う。
N2, N3, N5
古い
ふるい
できてから、時間がたっていること。はんたいは「新しい」。
N2
古びる
ふるびる
時間が経って古くなり、新しさを失った様子になること。「古びた建物」「古びた写真」「古びた看板」のように使う。物が色あせ・くすみ・摩耗などの変化を見せる状態を表し、「古い」+「びる(〜の状態になる意の接尾語)」が結びついた語。漸次的に古さを帯びていく過程を含意し、急に古くなったのではなく時の経過を経た様子を表す。
N1
古めかしい
ふるめかしい
いかにも古い感じがする、現代的でない様子。建物・服装・言い回しなどが時代遅れに見える状態を表す。「古めかしい屋敷」「古めかしい言い回し」のように使う。「古い」+「めかしい(〜のように見える意)」が結びついた語で、実際の年代より「古さを感じさせる」印象に焦点がある。やや否定的な含みも持つ。
N2
雰囲気
ふんいき
その場や人から漂ってくる、感じ取れる空気や気配。明確には言えないが全体から伝わる印象を指す。「和やかな雰囲気」「店の雰囲気」のように使う。「雰」も「囲気」も「気」を取り巻くものの意で、二字で「周囲を満たす空気・感じ」を表す。場所・集団・人物の印象を述べる際に幅広く用いる。
N4
文化
ぶんか
その国や土地の、生活の中でそだった考え方や、げいじゅつなど。
N1
憤慨
ふんがい
非常に怒って、気持ちが収まらないこと。「彼の発言に憤慨する」「憤慨に堪えない」「憤慨の念」のように使う硬い語。不当なことや道理に反することに対する強い怒りを表し、単なる「怒り」よりも、義憤に近い含みを持つ。「憤」は怒り、「慨」は嘆くの意で、怒りと嘆きが入り混じった感情を表す。報道・抗議・批評の文脈で多用される。
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