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N2 批判 ひはん
物事のよしあしを見極めて論じること。特に、誤りや欠点を指摘すること。
N1 響き渡る ひびきわたる
音や声が、広い範囲の隅々まで届くほど強く伝わること。「鐘の音が響き渡る」「歓声が響き渡る」「号砲が響き渡る」のように使う複合動詞。ある空間の隅々まで音が行き渡る様子を表し、物理的な音の伝播のほか、「名声が響き渡る」のように評判が広がる比喩にも用いる。「響く」より広範囲・強い印象を含意する。
N1 微々たる びびたる
数量や程度が極めて小さく、取るに足らない様子。「微々たる金額」「微々たる成果」「微々たる差」のように使う連体詞。必ず後続の名詞を修飾し、規模の小ささを強調する。「微」を重ねた畳語形式で、単なる「小さい」より「ごくわずか・物の数ではない」という卑下や軽視のニュアンスを含む。
N2 批評 ひひょう
物事の価値やよしあしを、論じ評価すること。
N1 疲弊 ひへい
組織・経済・体力などが疲れ衰え、本来の活力を失うこと。「経済が疲弊する」「現場が疲弊する」「国土が疲弊する」のように使う硬い語。「疲」は疲れる、「弊」は衰える・破れるの意で、二字で「疲れて弱る」ことを表す。長期にわたる負担の結果として弱体化した状態を表し、一時的な「疲労」より深刻・構造的な状態を指す。
N1 美貌 びぼう
人の容姿が際立って美しいこと。「美貌の持ち主」「美貌を誇る」「絶世の美貌」のように使う。「美」は美しい、「貌」は顔・容姿の意で、二字で「美しい容姿」を表す硬い語。主に女性、または若い男性の容姿を称える文脈で使われ、顔立ちの整った美しさを指す。内面的な魅力ではなく外見の美しさに焦点があり、文学作品・伝記・芸能報道などで用いられる。
N1 備忘録 びぼうろく
忘れないように要点を記録しておく文書やノート。「備忘録に記す」「備忘録として残す」「備忘録代わりのメモ」のように使う。「備」は備える、「忘」は忘れる、「録」は記録の意で、三字で「忘れることに備えて記録するもの」を表す。会議の要点・日々の気づきなどを簡潔にまとめたものが典型で、改まった文体やビジネスの場面で用いる語。
N2 日増しに ひましに
日ごとに、だんだんと程度が増していく様子を表す副詞。「日増しに寒くなる」「日増しに回復する」「日増しに人気が高まる」のように使う。時間の経過とともに変化が進む場面で用い、肯定的な変化(回復・成長・上達)にも否定的な変化(悪化・衰え)にも使える中立的な語。徐々に・着実に変化が積み重なっていくニュアンスを持つ。
N1, N2 微妙 びみょう
はっきり言い切れない、細かい違いがあるようす。「微妙な色の違い」。会話では、よくないという気持ちを遠回しに言うときにも使う(「味は微妙だった」)。
N2 冷ややか ひややか
温度が低くひんやりしている様子。また、態度・視線・反応が冷淡で、同情や共感に欠ける様子。「冷ややかな目」「冷ややかな反応」「冷ややかな笑い」のように使う。物理的な低温の用法より、心情的な距離・冷淡さを表す比喩用法のほうが頻度が高い。批判的・否定的な感情を含み、相手を見下したり拒絶したりする態度を描写する。
N2 描写 びょうしゃ
物事のありさまや心情を、言葉や絵などで写し描くこと。
N2, N3 表面 ひょうめん
surface。物のいちばん外側の面。「水の表面」。「表面上は仲がいい」のように、外から見えるようすの意味でも使う。
N1 肥沃 ひよく
土地が肥えていて作物がよく育つこと。「肥沃な土壌」「肥沃な大地」「肥沃な三日月地帯」のように使う硬い語。「肥」は肥える、「沃」は水で潤すの意で、二字で「養分豊かで潤った土地」を表す。農業・地理・歴史の文脈で多用され、文明発祥の地など地理的記述で頻出する。比喩的に「肥沃な想像力」のように、豊かな創造性を表す用法もある。
N2 開き直る ひらきなおる
追い詰められた状況で、態度を一変させて居直ること。「失敗を指摘されて開き直る」「開き直った態度」のように使う。それまでの弱気・卑屈な姿勢を捨て、ふてぶてしく強気になる様子を表し、多くは批判・否定的な評価を伴う。本来は「姿勢を正して向き合う」が原義だったが、現代では「悪びれず居直る」の意で定着している。
N4 開く ひらく
とじていたものが、ひらくこと。ドアや本、目などをひらくのに使う。会などをおこなういみでも使い、『かいぎを開く』のようにいう。あたらしく店をはじめることも『店を開く』という。
N1 非力 ひりき
力が足りないこと。「非力ながら全力を尽くす」「非力な自分を恥じる」「非力さを痛感する」のように使う。「非」は否定、「力」は能力・体力の意で、二字で「力が及ばない」状態を表す。自分の能力が及ばないことを謙遜して言う場合と、客観的に力量不足を指す場合があり、自己卑下の表現として用いることが多い。
N1 翻す ひるがえす
向きや態度を素早く反対に変えること。「身を翻す」「前言を翻す」「旗を翻す」のように使う。体・旗などの物理的反転と、約束・主張・決定などの撤回の両方に使い、相手の意表をつくような急な変化のニュアンスを伴う。比喩用法では「翻意」と同根で、一度決めたことを覆す行為を指し、信頼を損なう含みを伴うことが多い。
N4 昼間 ひるま
daytime。朝から夕方までの、明るい時間。
N1 ひるむ ひるむ
相手の勢いや困難な状況を前にして、気持ちがくじけて退き腰になること。「敵の威圧にひるむ」「批判にひるまず立ち向かう」「ひるむことなく」のように使う。物理的に身を引く動作よりも、心理的な動揺・後退に焦点がある語で、「ひるまず」の否定形で意志の強さを示す肯定的文脈にも、「ひるんだ」の肯定形で弱さを描く文脈にも用いる。
N4 昼休み ひるやすみ
昼ごはんを食べるための、休みの時間。
N2 比例 ひれい
一方が増減すると、それに応じて他方も同じ割合で増減する関係。
N2 披露 ひろう
人前で初めて見せたり発表したりすること。「新作を披露する」「腕前を披露する」「結婚披露宴」のように使う改まった語。「披」は開く、「露」は表すの意で、二字で「開いて表に出す」ことを表す。自分の作品・技能・新しい情報などを他者に公開する行為を指し、結婚式・舞台・新製品発表など、改まった場面で頻出する。
N4 拾う ひろう
落ちている物を、手に取ること。
N1 吹聴 ふいちょう
自分の手柄や情報を、得意げにあちこちに言いふらすこと。「自慢話を吹聴する」「手柄を吹聴する」「噂を吹聴して回る」のように、本人が誇らしげに広めている様子を批判的に描写する場面で使われる。多くは否定的な含みを伴い、慎みを欠いた態度として評価される。「吹」は息を吹くように広める、「聴」は人に聞かせる意。
N1 風格 ふうかく
その人や物に自然と備わっている、品位や貫禄。「風格のある建物」「大物の風格」「横綱の風格」のように使う硬い語。長年の経験や本質的な質の高さから自ずと感じられる威厳を指し、表面的な装飾では得られないものとして語られる。称賛の意で用いられることが多く、人物・建築・芸術作品などの評価で使う。
N1 風采 ふうさい
人の身なりや姿から受ける外見的な印象。「風采が上がらない」「立派な風采」のように使う。「采」は色彩・様子の意で、二字で「外から見た様子」を表す。容姿そのものではなく、服装や立ち居振る舞いを含めた全体的な見栄えを指す。
N2 風刺 ふうし
社会や人物の欠点・矛盾などを、遠回しに皮肉ることで批判すること。「風刺画」「社会風刺」「風刺の効いた作品」のように使う。「風」は遠回しに、「刺」は突き刺すの意で、直接的でない批判の手法を表す。文学・漫画・演劇・コメディなどの表現技法として定着しており、批評の文脈で多用される。
N1 風潮 ふうちょう
時代や社会の中で広まっている、ものの見方や行動の傾向。「最近の風潮」「悪しき風潮」「世の風潮」のように使う硬い語。「風」は世の中の動き、「潮」は流れの意で、社会全体の流れを表す比喩。一時的・流行的な性質を含み、しばしば批判的に言及される文脈で用いられる。「傾向」より移ろいやすく、世相を捉える語として報道・社説で多用される。
N1 風貌 ふうぼう
顔立ち・体つき・身なりから受ける、人の外見的な印象。「異様な風貌」「学者らしい風貌」「貫禄のある風貌」のように使う硬い語。「風」は様子、「貌」は顔つきの意で、容姿そのものというより、雰囲気や全体像を含めた印象を指す。人物描写の文体的な表現で、小説・批評・人物紹介に多用される。
N4 増える ふえる
数やりょうが、多くなること。反対のことばは「減る(へる)」。
N1 不穏 ふおん
穏やかでなく、危険な事態が起こりそうな様子。「不穏な空気」「不穏な動き」のように使う。「穏」は穏やかの意で、それに「不」がついて「穏やかでない」状態を表す。社会・政治・人間関係などで、表面下に緊張や対立が潜む状況に用いる。
N4 深い ふかい
表面から底(そこ)までが、遠いようす。反対のことばは「浅い(あさい)」。
N1 不可解 ふかかい
物事の理由や意味が、どうしても理解できないこと。「不可解な行動」「不可解な事件」「不可解な発言」のように使う硬い語。「解」は「解ける・分かる」の意で、「解くことができない」が原義。論理や常識の範囲では説明がつかない事柄について用い、推理小説・事件報道・人物評で多用される。
N1 不覚 ふかく
油断や思いがけない事態によって失敗すること。また、思わず感情を抑えきれない様子。「不覚を取る」「不覚にも涙ぐむ」のように使う。「覚」は気づく・自覚の意で、「自覚を欠いた」状態が原義。武士の敗北から日常の油断まで広く用いる。
N2 不可欠 ふかけつ
欠かすことができないこと。それがなければ成り立たないほど必要であること。「不可欠な要素」「不可欠の存在」「必要不可欠」のように使う硬い語。「可」は「できる」、「不可」は「できない」の意で、「欠くことができない」と読み下せる。重要性を強調する文脈で多用され、論文・ビジネス文書・解説記事で頻出する。
N1 不可侵 ふかしん
他から侵すことが許されない、または侵してはならないこと。「不可侵条約」「基本的人権は不可侵だ」「不可侵の領域」のように使う硬い語。「侵」は「侵す」の意で、「侵すことができない」が原義。国家間の領土・主権や、人権・尊厳など重要な権利について用いられ、国際法・憲法・倫理の文脈で頻出する。
N2 不可避 ふかひ
避けることができないこと。どうしても起こる、または直面せざるを得ないこと。「不可避な事態」「衝突は不可避だ」「不可避の運命」のように使う硬い語。「避」は「避ける」の意で、「避けることができない」と読み下せる。否定的な事態の到来を述べる場面で多く用いられ、報道・分析・予測の文脈で頻出する。
N1 不可分 ふかぶん
二つ以上のものが密接に結びついていて、切り離すことができないこと。「不可分の関係」「権利と義務は不可分だ」「不可分一体」のように使う硬い語。「分」は「分ける」の意で、「分けることができない」が原義。物理的な分離だけでなく、概念や関係の不可分性にも広く使い、法律・哲学・政策論の文脈で多用される。
N1 俯瞰 ふかん
高い所から下を見下ろすこと。比喩的に、物事を全体的・大局的に捉えることを表す。「町を俯瞰する」「俯瞰的な視点」のように使う。「俯」はうつむく・下を向く、「瞰」は見下ろす意。地理的な見下ろしから、議論・状況の総合的把握まで広く用いる。
N1 不朽 ふきゅう
いつまでも朽ちずに残ること。価値や名声が長い時間を経ても失われない様子。「不朽の名作」「不朽の名声」「不朽の業績」のように使う硬い語。「朽」は腐って崩れる意で、「朽ちない」が原義。芸術作品・業績・記念碑的な人物などの永続的価値を称える文脈で多用される。死後も語り継がれるような評価について用いられることが多い。
N2 普及 ふきゅう
広く一般に行きわたること。
N4, N5 吹く ふく
blow。風が動くこと。「風が吹く」。口から息を出すことにも使う。
N1 不遇 ふぐう
才能や努力に見合った地位や待遇が得られず、不運な境涯にあること。「不遇な晩年」「不遇をかこつ」のように使う。「遇」は出会う・もてなされる意で、「良い境遇に巡り会えない」状態を指す。能力ある人が世に認められない悲哀を語る場面で多用される。
N4 複雑 ふくざつ
物事が入り組んでいて、わかりにくいようす。反対のことばは「簡単(かんたん)」。
N4 復習 ふくしゅう
習ったことを、もう一度勉強すること。反対のことばは「予習」。
N1 服する ふくする
規則・命令・義務などに従い、その通りにすること。また、ある状態に身を置くこと。「刑に服する」「喪に服する」のように使う。「服」は従う意で、命令・規範・状況を受け入れる行為を表す。法律・儀礼・軍隊などの硬い文脈で用いられる。
N2 伏線 ふくせん
物語や議論などで、後の展開に備えてあらかじめさりげなく配置しておく事柄。「伏線を張る」「伏線を回収する」のように使う。「伏」は隠す、「線」は筋の意で、表面には見えないが後の展開を支える筋立てを表す。小説・映画の構成や、交渉・議論の戦略を語る場面で用いる。
N1 不屈 ふくつ
どんな困難や苦境にも屈しないこと。「不屈の精神」「不屈の闘志」「不屈の意志」のように使う硬い語。「屈」は折れ曲がる・服従する意で、「屈しない」が原義。逆境に耐えて目標を貫く人物を称える文脈で多用され、伝記・スポーツ報道・追悼文などで頻出する。称賛の含みが強い評価語。
N1 伏兵 ふくへい
敵に気づかれないよう隠れて待ち伏せする兵。「伏兵に襲われる」「予選の伏兵」「思わぬ伏兵」のように使う。元は軍事用語だが、比喩的に「思いがけない強敵・障害」の意で日常的にも用いられる。スポーツ・選挙・ビジネスなどの競争を語る文脈で多用され、無名の存在が予想外の強さを見せる場面で使う。
N1 覆面 ふくめん
顔を布などで覆い隠すこと。また、その覆い。比喩的に、正体や身元を隠した状態を指す。「覆面強盗」「覆面取材」のように使う。「覆」は覆う、「面」は顔の意で、二字で「顔を覆う」ことを直接表す。犯罪・調査報道・パトカーの隠密走行など多様な文脈で用いる。

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