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N1 またがる またがる
足を両側に開いて何かの上に乗ること。「股(また)」を語源とし、両足を分けてものを跨いだ状態にする動作を表す。「馬にまたがる」「自転車にまたがる」のように物理的な動作を表す用法と、「両県にまたがる山脈」「複数の分野にまたがる研究」「三日間にまたがる会議」のように、複数の領域・地域・時期に及ぶ意で使う比喩的な用法がある。後者は範囲が一つの枠に収まらず、複数にわたって広がっていることを表す。
N5 まち
town。人がたくさんすんでいるところ。
N2 間近 まぢか
時間や距離が、すぐそこに迫っていること。「試験が間近に迫る」「結婚式が間近だ」のように出来事が時間的に近づいている状況、「山を間近に望む」「間近で見る」のように物理的に近い距離にあることの両方に使う。「間近で見る」「間近に控える」「間近に迫る」のように副詞的・連用的に用いることが多い。読みは「ま」のあとが濁って「まぢか」となる点に注意。
N4 間違う まちがう
正しくないことを、してしまうこと。「道を間違う」「計算を間違う」。
N2, N5 待つ まつ
wait。人やものごとがくるまで、そこにいること。
N1 末期 まっき
ある時代や物事の、終わりに近い時期のこと。「末」は終わり、「期」は時期の意。「江戸時代末期」「平安末期」「末期癌」「末期的状況」のように、ある区分の最終段階を指す。歴史・病状・社会情勢など対象は幅広く、書き言葉的な硬い語。なお同じ漢字を「まつご」と読むと「臨終、死に際」の意になり、「末期の水」「末期の言葉」のように使う。文脈によって読みと意味が分かれる点に注意。
N1 真っ向 まっこう
正面のこと。「真っ」は強調の接頭辞、「向」は向き・方向の意で、合わせて「真正面」を表す。多くは「真っ向から」の形で副詞的に使い、何かに正面から向き合う・対立する様子を表す。「真っ向から反対する」「真っ向から否定する」「真っ向勝負」「真っ向対立」のように、迂回せず正面から事に当たる態度を表す文脈で用いる。回避や妥協を排して直接対峙するニュアンスを含む。
N4, N5 真っ直ぐ まっすぐ
straight。曲がらずに、一本の線のようになっているようす。「まっすぐな道」。
N2, N3 全く まったく
完全に。「全く同じだ」。否定と使うと「少しも〜ない」の意味になる(「全く知らない」)。
N1 真っ只中 まっただなか
物事のちょうど中央や、最も激しい状況のさなかのこと。「真っ」は強調の接頭辞、「只中」は本来「ただの中」、つまり物事の中心そのものを指す語。「議論の真っ只中」「嵐の真っ只中」「戦乱の真っ只中」のように、空間的な中心(群衆の中央など)にも、時間的な中心(出来事が最も盛んな時期)にも使う。多くは事態が激しく進行している渦中にあることを強調する文脈で用いられる。
N1 全う まっとう
責任や役目を最後まで果たし切ること。本来は「全(まった)く」と同源で、「完全に、欠けることなく」の意。「全うする」の形でサ変動詞として使い、「責務を全うする」「役目を全うする」「天寿を全うする」のように、義務・職務・寿命などを途中で投げ出さず最後まで完遂する文脈で用いる。書き言葉的で、改まった場面で使われる硬い語。形容詞「真っ当(まっとう)な」(まじめで正しい意)とは別語。
N5 まど
window。かべにあけた、光や風が入るところ。
N2, N3 窓口 まどぐち
役所や銀行などで、客の対応をする場所。「窓口で手続きする」。問い合わせなどを受け付ける担当の意味でも使う(「相談窓口」)。
N2 纏まる まとまる
散らばっていたものが一つに集まること。意見・荷物・話・組織などが一つの形に整うことを表す。「意見がまとまる」「話がまとまる」「考えがまとまる」「グループとしてまとまる」のように使う。誰かが意図的に集める側が「纏める」、自然と一つの形に収束していく側が「纏まる」で、「意見をまとめる」に対して「意見がまとまる」のように使い分ける。混乱・分散していた状態から、整理され安定した状態へ移ることを表す文脈で頻出する。
N2 纏める まとめる
散らばっているものを一つに集めて整えること。物理的なものから抽象的なものまで対象が幅広く、「荷物をまとめる」「髪をまとめる」のような物の集約、「意見をまとめる」「議論をまとめる」のような考えの集約、「論文をまとめる」「報告書をまとめる」のような文章の集約、「チームをまとめる」のような組織の集約など、多様な文脈で使う。混乱・分散していた状態から、整理された一体の状態へと変える行為を表す。
N1 眼差し まなざし
物を見るときの目つき・視線。「眼」は目、「差し」は光や視線を向ける意で、合わせて「目から向けられる視線」を表す。単なる視線の方向だけでなく、その視線に込められた感情や態度を含意する点が特徴。「優しい眼差し」「鋭い眼差し」「冷たい眼差し」「温かい眼差し」のように、感情を伴う視線を表す文脈で使う。書き言葉的・文学的な響きを持つ語で、人物描写や心理描写で頻出する。
N4 間に合う まにあう
決められた時間に、遅れないで着くこと。
N2 免れる まぬがれる
責任や罰、危険などを受けずに済むこと。「免」は許す・取り除く意で、本来避けがたいものから逃れる状態を表す。「処分を免れる」「危険を免れる」「責任を免れる」「死を免れる」のように、本来であれば受けるはずだった不利益から外れる場面で使う。「まぬかれる」とも読み、現代ではどちらの読みも用いられる。同じ漢字を使った「免じる」(役職を解く、許す)とは意味が異なる。
N2, N3 真似 まね
imitation。他の人のやり方をそのとおりにすること。「先生の発音を真似する」。
N2, N3 招く まねく
客として呼ぶ。「パーティーに招く」。「誤解を招く」のように、よくない結果を引き起こす意味でも使う。
N1 間延び まのび
動作・話・時間などにメリハリがなく、だらしなく感じられる様子。「間」は時間や動作の区切り、「延び」は伸びる意で、合わせて「区切りがだらだら伸びてしまっている状態」を表す。「間延びした顔」「間延びした話し方」「間延びしたメロディ」のように、緊張感や引き締まりに欠ける様子を批判的に評する文脈で使う。話芸・音楽・表情・文章など、リズムや締まりが問われる対象について多く用いられる。
N1 まばゆい まばゆい
光が強くて目を開けていられないほど明るい様子。「まばゆい朝日」「まばゆい光」「まばゆいばかりの白さ」のように使う。比喩的に「まばゆいばかりの才能」「まばゆいばかりの美しさ」のように、目を奪われるほど際立っている様子を表す用法も多い。「まぶしい」と意味が近いが、「まばゆい」のほうがより文語的・文学的な響きを持つ。漢字では「眩い」「目映い」と書くが、ひらがなで書かれることも多い。
N1 まばら まばら
物や人がところどころに散らばって、密度が低い様子。「まばらに生えた木々」「客足がまばら」「観客はまばらだった」のように、本来集まるはずのもの・連続しているはずのものが疎な状態を表す。視覚的に隙間が目立つ状態を指すのが基本で、人・物・植生・髪などについて使う。「疎ら」と漢字で書くこともあるが、ひらがな表記が一般的。否定的・寂しげなニュアンスで使われることが多い。
N2 麻痺 まひ
神経や筋肉の働きが失われ、感覚や運動ができなくなること。「麻」「痺」ともにしびれる意の字で、合わせて感覚や動きが奪われた状態を表す。医学的には脳卒中・神経損傷などによって体の一部が動かなくなる症状を指し、「半身麻痺」「顔面麻痺」「下肢の麻痺」のように使う。比喩的に「交通麻痺」「機能麻痺」「都市機能の麻痺」のように、組織や仕組みが正常に動かなくなる意でも使う。また、「感覚が麻痺する」のように、繰り返しによって感受性が鈍る意でも用いる。
N2 間引く まびく
密集したものから一部を抜き取って、残りの育ちや効率を良くすること。本来は農業用語で、密に生えた野菜の苗を一部抜いて間隔を空け、残った苗が大きく育つようにする作業を指す。「大根を間引く」のように使うのが原義。そこから比喩的に、「人員を間引く」「運行本数を間引く」のように、過密な状態から一部を取り除いて全体を効率化する意でも使う。鉄道・バスの運行を減らす場面でも頻出する。
N1 まぶた
目を覆う皮膚の部分。眼球を保護し、まばたきや閉眼の動作を担う。「瞼を閉じる」「瞼が腫れる」「瞼が重い」のように使う。「上瞼」「下瞼」「一重瞼」「二重瞼」のような複合形でも用いる。比喩的に「瞼に焼き付く」「瞼に浮かぶ」のように、記憶や思い出を視覚的に思い起こす文脈でも使われる。「目蓋」とも書くが、「瞼」の表記が一般的。
N2 まぼろし
実際には存在しないのに、見えたり感じたりするもの。本来は「夢や幻覚として現れるが実体のないもの」を指し、「幻を見る」「目の前に幻が現れる」のように使う。そこから比喩的に、「実現することなく終わったもの」「失われて二度と得られないもの」を表す用法へと広がった。「幻のチャンピオン」「幻の名作」「幻の銘酒」「幻に終わる」のように、極めて稀少で手に入りにくいもの、あるいは存在が伝説的なものを表す文脈で頻出する。
N1 まゆ
蚕などの幼虫が、変態の前に自分の周りに作る糸の覆い。幼虫が成虫(蛾)になるまでの保護のために、口から吐いた糸で自分の体を包み込んで作る。蚕の繭は絹糸の原料となり、製糸業の中心的な素材として歴史的に重要な役割を果たしてきた。「繭を作る」「繭から糸を取る」「白い繭」のように使う。比喩的に「繭にこもる」のように、外部から閉ざされた状態を表す用法もある。
N2 丸暗記 まるあんき
意味や理由を考えずに、文章や数式などをそのままの形で覚えること。「公式を丸暗記する」「教科書を丸暗記する」のように使う。頭の「丸」は「まるごと・全部」の意味で、「丸写し」「丸覚え」も同じ組み立て方をする。単に「暗記」と言う場合と違い、内容を理解していないという否定的な見方をこめて使うこともある。
N5 丸い まるい
round。円やボールのようなかたち。
N1 丸腰 まるごし
武器を一切持っていない状態。本来は「腰に刀を差していない」ことを意味した語で、武士が刀を帯びることを「腰に差す」と言った歴史的背景から生まれた。現代では物理的に武器を持たない意のほか、比喩的に「何の準備や対策もないまま事に臨むこと」を表す。「丸腰で交渉に臨む」「丸腰の状態で警察に出頭する」のように使う。守るものを持たず無防備に向き合うニュアンスを含む。
N1 丸っきり まるっきり
「全く・全然」の意の副詞で、後ろに否定や否定的な内容を伴う。「丸」は完全・全部を表し、「っきり」は強調を加える接尾的な要素。「丸っきり知らない」「丸っきり違う」「丸っきり駄目だ」のように、物事の度合いが完全であることを強調する。話し言葉的なやや俗っぽい語で、書き言葉では「全く」「全然」が選ばれることが多い。「丸きり」「まるきり」とも書く。
N2 丸々 まるまる
完全に、そっくり全部、という意味の副詞。同じ語を重ねた畳語で、量や状態の完全さ・余すところのなさを強調する。「丸々一週間休む」「丸々一冊を読み終える」のように、ある単位がそのまま全部にわたることを表す用法と、「丸々太った赤ん坊」「丸々と肥える」のように、ふっくらと丸みを帯びている様子を表す用法がある。前者は副詞、後者は「丸々と〜」の形で副詞的に用いる。
N2 まれ
めったに起こらないこと、ほとんどないこと。頻度の低さや珍しさを表し、「稀な現象」「稀に見る才能」「ごく稀に」「稀にしか起こらない」のように使う。形容動詞として「稀な〜」、副詞的に「稀に〜」の両方の形で用いる。「希」とも書き、こちらも一般的な表記。書き言葉的でやや硬い語で、日常会話の「めったに」より文章寄りの場面で使われる。肯定・否定どちらの事柄にも用いるが、「稀に見る才能」のように肯定的な評価を強調する用法も多い。
N4 周り まわり
あるものの、そとがわやそば。「池の周りを歩く」。
N4 回る まわる
円をえがくように、動くこと。「地球が回る」。
N1 蔓延 まんえん
好ましくないものが広い範囲に広がること。「蔓」は植物のつる、「延」は伸び広がる意で、合わせて「つるが伸びるように広がる」が原義。「感染症の蔓延」「悪習の蔓延」「不正の蔓延」のように、病気・悪い風潮・社会問題などが広範囲に広がる文脈で多く使う。中立的な「広がる」「普及する」と異なり、対象が望ましくないものに限られる点が特徴。書き言葉的な硬い語で、報道・論説・公的な場面で頻出する。
N2 満喫 まんきつ
満足するまで、十分に味わい楽しむこと。
N2 満場 まんじょう
会場にいる人全員のこと。「満」は満ちる、「場」はその場の意で、合わせて「その場にいる人で会場が満たされている状態」、転じて「その場の全員」を表す。「満場一致」「満場の拍手」「満場が沸く」のように、会場全体が一つの反応を示す文脈で使う。会議・式典・劇場・議会などの公的な場面で多く用いられる書き言葉的な語で、日常会話で人数を表す場合には使わない。
N2 慢性 まんせい
症状や状態が長く続いて、なかなか変わらないこと。「慢」は時間がかかる・だらだら続く意。元は医学用語で、急に発症する「急性」と対をなして長期にわたって持続する病気を指す。比喩的に「慢性的な人手不足」「慢性的な渋滞」「慢性の赤字」のように、社会現象や組織の問題が長期にわたって解決されない状態にも使う。多くは「慢性的な」の形で形容動詞として用いられ、否定的な含みを持つ。
N1 漫然 まんぜん
はっきりした目的や注意を持たず、ぼんやりしている様子。「漫」は気の向くまま、しまりがない意で、「然」は「〜のさま」を表す接尾辞。「漫然と過ごす」「漫然と眺める」「漫然と聞く」のように「〜と」の形で副詞的に使うのが基本。意識が散漫で、集中力や目的意識を欠いた状態を表し、多くは批判的・反省的な文脈で用いられる。書き言葉的な硬い語で、日常会話よりも文章・論説で頻出する。
N2, N3 満足 まんぞく
satisfaction。望みがかなって、心が満ち足りること。「結果に満足する」。対義語は「不満」。
N1 漫談 まんだん
軽妙な話芸として、世相や日常を題材にユーモアを交えて聞かせる芸。寄席演芸の一つで、一人で観客に向かって自由に話を展開する形式が基本。「漫」は気のおもむくままにの意、「談」は話の意で、合わせて「気楽に語る話」を表す。「漫談を披露する」「漫談家」「政治漫談」のように使う。落語・講談と並ぶ伝統的な話芸の一形態で、特定の物語ではなく時事ネタや軽い雑談を中心に据える点が特徴。
N4 真ん中 まんなか
場所の、ちょうど中心。
N5 万年筆 まんねんひつ
fountain pen。インクを中に入れて使う、字を書くどうぐ。
N4 見える みえる
目に、しぜんに入ってくること。「山が見える」。
N2, N5 磨く みがく
polish; brush。こすってきれいにすること。「歯を磨く」。
N5 みぎ
right。方向のひとつ。はんたいは「左」。
N2 見込み みこみ
これから先こうなるだろうという予想や、期待できる可能性。
N5 短い みじかい
short。はしからはしまでのながさが小さいこと。時間が少ないことにも使う。はんたいは「長い」。

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