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N2 舗装 ほそう
道路の表面を、アスファルトやコンクリートなどで固めて整備すること。「道路を舗装する」「舗装工事」「未舗装の道」のように使う。土の道を車両や歩行者が通行しやすい状態にする工事を指す硬い語。土木・建設の専門文脈で用いるほか、都市開発や道路整備を語る日常文脈でも使う。
N2 補足 ほそく
足りないところを、後から付け加えて補うこと。
N3 保存 ほぞん
そのままの状態で取っておくこと。「食品を保存する」。コンピューターのデータについても使う(「ファイルを保存する」)。
N1 母胎 ぼたい
母親の胎内、子宮のこと。そこから転じて、ある物事を生み出す元となる組織・基盤を比喩的に指す。「母胎から離れる」のような物理的用法と、「文化の母胎」「会社の母胎となった研究所」のような比喩用法の両方で使う硬い語。比喩用法では、現在の発展した姿の起源・出発点となった組織や環境を指すことが多い。
N1 没収 ぼっしゅう
法律や規則に基づき、所有物を権力によって強制的に取り上げること。「財産を没収する」「違反者から免許を没収する」「カードを没収される」のように使う。私的な「取り上げ」ではなく、公的な権限の行使を伴う点が特徴で、法律・スポーツ・税関などの文脈で用いる硬い語。
N3 ほっと ほっと
安心して、緊張がゆるむようす。「無事と聞いてほっとした」。
N2 没頭 ぼっとう
一つの物事に深く入り込み、他のことを顧みなくなるほど夢中になること。「研究に没頭する」「執筆に没頭する」のように使う。「頭を没する」が原義で、頭まで沈むほど深く取り組む様子を表す。仕事・創作・趣味など、能動的に打ち込む対象に対して使い、肯定的な評価を伴うことが多い。
N1 没落 ぼつらく
かつて栄えていた家・国・組織が、地位・財産・勢力を失い、衰え落ちぶれること。「名家が没落する」「没落貴族」のように使う硬い語。一時の不調ではなく、社会的地位を失う決定的な凋落を表し、しばしば不可逆的な変化を含意する。歴史記述や文学作品で多用される。
N3 歩道 ほどう
sidewalk。人が歩くための道。「横断歩道」。反対の意味の語は「車道」。
N3 ほね
bone。体を支えるかたい部分。「骨が折れる」は、けがの意味のほか、手間がかかって大変だという意味の言い方にもなる。
N3 掘る ほる
dig。地面などに穴をあける。土の中の物を取り出す。「穴を掘る」「いもを掘る」。
N1 本意 ほんい
心の底から望んでいる、本当の意図や気持ち。「本意ではない」「本意を遂げる」のように使う硬い語。表面的な言動や妥協した結果ではない、内心の真の願いを表す。「本意ではないが」の形で、自分の希望と違う結論を受け入れる際の前置きとして多用される。「本心」が感情面を、「本意」が意志・意図面を指す傾向がある。
N1 翻意 ほんい
一度決めた考えや決心を改めること。「翻意を促す」「翻意する」のように使う。辞職・引退・離脱・撤退などを表明した人物に対して、その決断を取り下げるよう働きかける文脈で多く用いる硬い語。日常会話ではほぼ用いられず、報道・公式声明の文体に偏る。
N3 本気 ほんき
真剣な気持ち。冗談ではないこと。「本気で怒る」。
N2 本腰 ほんごし
腰を据えて、本気で物事に取り組む姿勢。「本腰を入れる」の形で慣用的に使い、それまで片手間や中途半端だった取り組みを改め、真剣に着手する場面を表す。「腰」は体の中心であり、腰の据わり方が取り組みの本気度を表すという身体感覚から来た表現。日常会話でも使える比較的くだけた語。
N2 本心 ほんしん
心の奥にある、本当の気持ちや考え。「本心を打ち明ける」「本心を隠す」のように使う。表面に出した態度や発言の裏にある真の感情を指す。「本音」とほぼ同義だが、「本音」がより口語的でくだけているのに対し、「本心」はやや改まった硬い文脈で用いられる。
N2 本筋 ほんすじ
話・議論・物語などの中心となる主要な流れ。「議論が本筋から外れる」「話を本筋に戻す」のように使う。脇道や枝葉に対して、本来扱うべき主題・主軸を指す語。会議・議論の進行を整理する文脈や、物語の構成を論じる文脈で多用される。「本論」より口語的で、議事進行の場面で実用的に使われる。
N3 本人 ほんにん
その人自身。「本人に確認する」。
N2 本音 ほんね
建前ではない、心の中で本当に思っていること。「本音を漏らす」「本音と建前」「本音で話す」のように使う。日本社会で重んじられる「建前(公的な表向きの発言)」と対をなす概念で、表向きには言いにくい正直な気持ちを指す。「本心」より口語的で、日常会話・職場での雑談・人間関係を語る文脈に幅広く使う。
N1 本末転倒 ほんまつてんとう
物事の本質的な部分と些末な部分を取り違えること。手段が目的にすり替わったり、重要度の優先順位が逆になったりした状態を批判的に述べる四字熟語。「本末転倒な議論」「健康のためのダイエットで体を壊しては本末転倒だ」のように使う。「本」は根本・本質、「末」は枝葉・末端の意で、その関係が「転倒」していることを表す。
N1 本望 ほんもう
かねてから望み続けてきたことが叶い、それで満足だという気持ち。「本望を遂げる」「これで本望だ」のように使う。長年の願いや覚悟した目的が達成された時の充足感を表す硬い語で、しばしば命を懸けるほどの大きな望みについて用いる。「死んでも本望」のように、犠牲を厭わない覚悟を示す慣用的な表現もある。
N3 本物 ほんもの
にせ物ではない、本当の物。「本物のダイヤ」。対義語は「にせ物」。
N2, N3 ぼんやり ぼんやり
物のかたちや記憶などがはっきりしないようす。「遠くの山がぼんやり見える」。また、何も考えず、注意がどこにも向いていないようす。「授業中にぼんやりする」「ぼんやりしていて駅を乗り過ごした」。
N1 凡庸 ぼんよう
特に優れた点もなく、ありふれていて目立たないこと。「凡庸な作品」「凡庸な人物」のように使う。才能・個性・出来栄えに見るべき点がない様子を、評価する側の立場から述べる硬いナ形容詞。単に「普通」と言うより否定的・批判的な含みが強く、批評・評論の文体で多用される。対義語は「非凡」。
N1 翻弄 ほんろう
自分の意思に関わりなく、他の力にもてあそばれるように振り回されること。「波に翻弄される」「運命に翻弄される」「相手の戦術に翻弄される」のように、ほぼ受身形で使うのが普通。自然の力、運命、強者の意向、感情など、抗いがたい大きな力に左右される場面を表す文章語。
N3 迷子 まいご
道や親とはぐれて、どこにいるかわからなくなった子ども。「迷子になる」。「まいご」は特別な読み方。
N3 任せる まかせる
entrust。仕事や判断を人にやってもらう。「仕事を任せる」。
N2 巻き込む まきこむ
周りのものを引き入れて、一緒に関わらせること。ある事態の中に引き入れること。
N2 紛らわしい まぎらわしい
似ていて区別がつきにくく、間違えやすい様子。動詞「紛れる」(他のものに混ざって区別がつかなくなる)と語源が同じで、「紛れてしまいやすい」が原義。「紛らわしい名前」「紛らわしい表現」「紛らわしい行為」のように使う。見た目・名前・表現・行動などが他のものと類似しているために誤解を招きやすい場合に用いる。中立的な「似ている」よりも、誤認や混同の原因となる点を問題視するニュアンスを含む。
N1 紛れる まぎれる
他のものに混ざって区別がつかなくなること。「人混みに紛れる」「闇に紛れる」のように、目立たない状態になることを指すのが基本義。そこから派生して、「気が紛れる」「忙しさに紛れて忘れる」のように、気持ちや意識が別のことに向いて、本来感じていた感情や事柄から離れる意でも使う。後者は「気晴らし」に近いニュアンスで使われ、嫌な気分や悲しみが他の活動によって和らぐ場面で頻出する。
N3 巻く まく
くるくると回して包む、または丸める。「マフラーを巻く」「ねじを巻く」。
N3 まご
grandchild。自分の子どもの子ども。
N2 真心 まごころ
相手を思う偽りのない気持ち。「心」に「真」を付けて、表面的な礼儀や打算ではなく、本心からの誠実さを強調する語。「真心を込める」「真心からのもてなし」「真心が伝わる」のように使う。接客・贈り物・看護・教育など、相手への配慮や思いやりが問題になる場面で多く用いられる。「誠意」と意味が近いが、「真心」は感情的・内面的な誠実さに重点があり、「誠意」は責任や対応としての誠実さに重点がある。
N2 まさか まさか
予想外の事態への驚きや、その可能性の低さを表す副詞。「まさか〜とは」「まさか〜ない」のような形で、思いがけない事態に直面したときの驚きを表す用法と、「まさかそんなことはあるまい」のように、ありえないこととして打ち消す用法がある。「まさか彼が来るとは」「まさか負けるとは思わなかった」のように、否定的・予想外の驚きの文脈で使う。単独で「まさか!」と感嘆詞的にも用いる。また名詞として「まさかの事態」「まさかの時に備える」のように、思いがけない緊急時を指す用法もある。
N2 摩擦 まさつ
物と物がすれ合うこと。また、意見や利害の食い違いから生じる争い。
N2 勝る まさる
能力・程度・価値などが他より優れていること。「勝」は本来「相手に打ち勝つ」意で、比較において上位にあることを表す。「他に勝るとも劣らない」「経験に勝る教師はない」「百聞は一見に勝る」のように、比較の文脈で使う。動詞だが、多くは「AはBに勝る」「AはBより勝る」の形で用いられ、優劣を述べる慣用的な構文の中で現れる。「優る」とも書く。書き言葉的でやや硬く、ことわざ・格言調の表現で頻出する。
N3 混ざる まざる
違うものが一緒になる。「絵の具が混ざる」。ひとりでに一緒になるのが「混ざる」、人が一緒にするのが「混ぜる」で、「絵の具が混ざる」に対して「絵の具を混ぜる」のように使い分ける。人の集まりに入る意味では「交ざる」とも書く。
N1 交える まじえる
異なる要素や人を中に加え混ぜること。「交」は本来「互いに行き来する」意で、別のものを一つの場に持ち込んで混在させる動作を表す。「冗談を交える」「私情を交えない」「言葉を交える」「老若男女を交えて」のように、話・感情・言葉・人などを対象に取る。「言葉を交える」は「話を交わす」に近く、「砲火を交える」は「戦いを交わす」に近い慣用的な用法。「交える」は人が意図して何かを混ぜ加えるときに使い、「交わる」は自ずから接して関わり合う状態を表す。
N1 交わる まじわる
別のものが互いに混ざり合うこと。また、人と人が付き合うこと。「線が交わる」「川と川が交わる」のように物理的に重なる・接する意と、「友と交わる」「他人と交わる」のように人と関係を持つ意がある。「交える」は人が意図して何かを混ぜ加えるときに使い、「交わる」は自ずから接して関わり合う状態を表す。書き言葉的でやや硬い語で、人間関係や幾何学的な交差など、幅広い文脈で用いられる。
N3, N5 まずい まずい
bad (taste)。あじがよくないこと。はんたいは「おいしい」。
N2, N3 貧しい まずしい
poor。お金や物が少なくて、生活が苦しい。「貧しい家庭」。内容が乏しい意味でも使う(「貧しい発想」)。対義語は「豊か」。
N3 混ぜる まぜる
違うものを一緒にする。かき回して均一にする。「卵と砂糖を混ぜる」。人が一緒にするのが「混ぜる」、ひとりでに一緒になるのが「混ざる」で、「絵の具を混ぜる」に対して「絵の具が混ざる」のように使い分ける。
N3, N5 また また
again。おなじことがもういちどおこるようす。「また来てください」「またあした」。にたことばの「まだ」(おわっていないようす)とはべつのことば。
N1 またがる またがる
足を両側に開いて何かの上に乗ること。「股(また)」を語源とし、両足を分けてものを跨いだ状態にする動作を表す。「馬にまたがる」「自転車にまたがる」のように物理的な動作を表す用法と、「両県にまたがる山脈」「複数の分野にまたがる研究」「三日間にまたがる会議」のように、複数の領域・地域・時期に及ぶ意で使う比喩的な用法がある。後者は範囲が一つの枠に収まらず、複数にわたって広がっていることを表す。
N2 間近 まぢか
時間や距離が、すぐそこに迫っていること。「試験が間近に迫る」「結婚式が間近だ」のように出来事が時間的に近づいている状況、「山を間近に望む」「間近で見る」のように物理的に近い距離にあることの両方に使う。「間近で見る」「間近に控える」「間近に迫る」のように副詞的・連用的に用いることが多い。読みは「ま」のあとが濁って「まぢか」となる点に注意。
N2, N5 待つ まつ
wait。人やものごとがくるまで、そこにいること。
N1 末期 まっき
ある時代や物事の、終わりに近い時期のこと。「末」は終わり、「期」は時期の意。「江戸時代末期」「平安末期」「末期癌」「末期的状況」のように、ある区分の最終段階を指す。歴史・病状・社会情勢など対象は幅広く、書き言葉的な硬い語。なお同じ漢字を「まつご」と読むと「臨終、死に際」の意になり、「末期の水」「末期の言葉」のように使う。文脈によって読みと意味が分かれる点に注意。
N1 真っ向 まっこう
正面のこと。「真っ」は強調の接頭辞、「向」は向き・方向の意で、合わせて「真正面」を表す。多くは「真っ向から」の形で副詞的に使い、何かに正面から向き合う・対立する様子を表す。「真っ向から反対する」「真っ向から否定する」「真っ向勝負」「真っ向対立」のように、迂回せず正面から事に当たる態度を表す文脈で用いる。回避や妥協を排して直接対峙するニュアンスを含む。
N2, N3 全く まったく
完全に。「全く同じだ」。否定と使うと「少しも〜ない」の意味になる(「全く知らない」)。
N1 真っ只中 まっただなか
物事のちょうど中央や、最も激しい状況のさなかのこと。「真っ」は強調の接頭辞、「只中」は本来「ただの中」、つまり物事の中心そのものを指す語。「議論の真っ只中」「嵐の真っ只中」「戦乱の真っ只中」のように、空間的な中心(群衆の中央など)にも、時間的な中心(出来事が最も盛んな時期)にも使う。多くは事態が激しく進行している渦中にあることを強調する文脈で用いられる。

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