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N2
別途
べっと
本筋・本体とは別に、追加で。「別途請求」「別途連絡する」「別途料金がかかる」のように使う。ある項目や本体とは切り離して扱うことを示し、ビジネス文書・契約書・案内文で頻出する硬い語。日常会話では「別に」「別で」と言い換えられるが、書き言葉では「別途」が定着している。
N4
別に
べつに
not particularly。「〜ない」といっしょに使って、「とくに〜ない」といういみをあらわす。「別に用事はない」「別にきらいじゃない」のように、聞かれたことをやんわり打ち消すときに使う。会話では「別に。」だけで「なんでもない」といういみになることもある。同じ字を「べつ」とだけよむと、ほかとちがうことをあらわすべつのことばになる。
N3
減らす
へらす
数や量を少なくする。「体重を減らす」。人が少なくするのが「減らす」、ひとりでに少なくなるのが「減る」で、「体重を減らす」に対して「体重が減る」のように使い分ける。反対の意味の語は「増やす」。
N1
へりくだる
へりくだる
相手を立て、自分の地位や立場を低く見せて謙遜した態度を取ること。「へりくだった物言い」「相手にへりくだる」のように使う。日本語の敬語表現と密接に関わり、謙譲語の使用や控えめな振る舞いとして現れる。過度になると卑屈と紙一重になるが、適切な範囲では礼儀正しさとして肯定的に評価される。
N2
経る
へる
時間・場所・段階などを通過すること。「歳月を経る」「審査を経て採用される」「東京を経て大阪に向かう」のように使う硬い語。時の経過、地点の通過、手続きや段階を踏むことの三つの意味を持ち、文脈で読み分ける。「〜を経て」の形で前段階を示す副詞的用法が特に多く、改まった文体で頻出する。
N3
減る
へる
数や量が少なくなる。「人口が減る」。「おなかが減る」=空腹になる。ひとりでに少なくなるのが「減る」、人が少なくするのが「減らす」で、「体重が減る」に対して「体重を減らす」のように使い分ける。反対の意味の語は「増える」。
N4
変
へん
いつもとちがって、おかしいとかんじるようす。
N3, N5
辺
へん
そのあたり、そのばしょのちかく。「この辺」。
N3
変化
へんか
change。物事の状態や性質が変わること。「気温の変化」。
N2
変革
へんかく
社会・組織・制度などの仕組みを、根本から大きく変えること。「意識の変革」「構造変革」「社会変革」のように使う硬い語。表面的な修正や部分的な改善ではなく、構造そのものに踏み込む変化を表し、しばしば長期的・歴史的な視点で語られる。政治・経営・社会論の文脈で頻出する。
N2
返還
へんかん
借りていたもの、または預かっていたものを、元の持ち主に返すこと。「土地の返還」「優勝旗の返還」のように使う硬い語。所有権や占有が元に戻る場面で用いられ、国宝・賞品・預託物など、公的・象徴的な対象について語られることが多い。日常的な物の返却には「返す」を使う。
N1
便宜
べんぎ
都合がよいように、その場に応じて取り計らうこと。また、そうした計らい自体。「便宜を図る」「便宜上」「便宜的な措置」のように使う硬い語。「便宜を図る」では特定の相手に利益を与える意で、不正な優遇を批判する文脈で使われることもある。「便宜上」は「正式ではないが当面の都合で」の意の副詞的表現。
N3, N5
勉強
べんきょう
study。知らないことを、学んでおぼえること。
N2
偏見
へんけん
十分な根拠なしに、特定の対象に対して持つ偏った見方。多く否定的な思い込みを指す。「偏見を持つ」「偏見を捨てる」「偏見に満ちた発言」のように使う。「先入観」が肯定否定どちらでも使えるのに対し、「偏見」はほぼ否定的に用いられる。差別・社会問題を論じる文脈で頻出する重要語。
N1
偏向
へんこう
考え方・報道・教育などが、中立から特定の方向にかたよること。「偏向報道」「思想の偏向」「偏向した教育」のように使う硬い語。本来公平・中立であるべきものの不公平さを指摘し、批判する文脈で多用される。報道・教育・司法など、中立性が制度的に求められる領域に対して用いられることが多い。
N3
変更
へんこう
決まっていたことを変えること。「予定を変更する」。「変化」が自然に変わることも含むのに対し、「変更」は人が意図して変えることを指す。
N3
弁護士
べんごし
lawyer。法律の専門家として、争いごとの解決や裁判の手助けをする職業。
N4
返事
へんじ
よばれたり、聞かれたりしたことに、答えること。また、手紙やメールをもらって、答えとして出すもの。「返事を書く」「返事が来る」。
N1
変遷
へんせん
時の流れとともに、物事が段階的に移り変わっていくこと。「時代の変遷」「制度の変遷をたどる」「言葉の変遷」のように使う硬い語。一度の劇的な変化ではなく、長期にわたる漸進的な推移を指し、歴史的な視点で過去から現在までの流れを述べる文脈で多用される。
N1
偏重
へんちょう
物事の一面ばかりを過度に重んじ、他の側面をおろそかにすること。「学歴偏重」「結果偏重」「成績偏重の教育」のように使う硬い語。本来は均衡を保つべき事柄について、一方への偏った重視が問題視される文脈で多用される。教育・人事評価・報道の在り方などを論じる場面で頻出し、批判的な含みを伴う。
N1
変貌
へんぼう
姿・様子が大きく変わること。「変貌を遂げる」「街が変貌する」「変貌ぶり」のように使う硬い語。建物・街並み・人物の容貌や雰囲気など、外見的・全体的な変化に焦点があり、内面の変化を指す「変容」と使い分けられる。短期間の劇的な変化を強調する文脈で用いられることが多い。
N2
弁明
べんめい
非難・疑い・批判に対して、自分の事情や理由を説明し、誤解を解こうとすること。「弁明の機会」「弁明に努める」「弁明の余地がない」のように使う硬い語。釈明・弁解と類義だが、より公的・正式な場での説明を指す傾向がある。法律・政治・組織の不祥事を語る文脈で頻出する。
N1
某
ぼう
名前を明示せず、人・場所・時を漠然と指す語。「某氏」「某社」「某月某日」のように接頭辞的に使う硬い書き言葉。意図的に匿名化したい場合や、はっきり分からない場合の両方に用いる。報道・公式文書・歴史記述に多く、口語では「ある〜」「どこかの〜」と言い換えるのが普通。
N4
方
ほう
direction, side。二つのうちの一つをさししめすことば。「こちらの方が大きい」のように、二つをくらべるときに使う。「駅の方へ歩く」のように、方向をあらわすこともある。かなで「ほう」と書くことも多い。同じ「方」を「かた」とよむと、「人」のていねいな言い方になるべつのことばになる。
N2
法案
ほうあん
国会で審議される、まだ法律として成立していない段階の案文。「法案を提出する」「法案が可決される」「法案を撤回する」のように使う。政治・立法に関する硬い語で、報道で頻出する。可決されれば「法律」になり、そこで「法案」とは呼ばれなくなる。
N4
貿易
ぼうえき
国と国の間で、品物を売り買いすること。
N1
忘恩
ぼうおん
受けた恩を忘れて、報いようとしないこと。「忘恩の徒」「忘恩の行為」のように使う硬い文章語で、現代の日常会話ではほぼ用いられない。儒教的・道徳的な価値観を背景に、恩義に背く行為を強く非難する文脈で使われる。文学作品・伝記・歴史記述で目にすることが多い語。
N1
崩壊
ほうかい
建物・組織・関係・制度などが壊れて、本来の形を失うこと。「家庭の崩壊」「制度が崩壊する」「ベルリンの壁の崩壊」のように使う硬い語。物理的な倒壊にも、組織・国家・人間関係・秩序など抽象的な解体にも用いる。一時的な不調ではなく、構造そのものが成り立たなくなる決定的な変化を表す。
N2
妨害
ぼうがい
他人の行為や物事の進行を、意図的に邪魔して妨げること。「業務を妨害する」「電波妨害」「公務執行妨害」のように使う。単なる不注意での邪魔ではなく、故意の阻害行為を指し、法律用語としても定着している。報道・法律文書・ビジネス文書で多用される硬い語。
N1
傍観
ぼうかん
直接関わるべき立場にありながら、行動を起こさず、そばで眺めているだけのこと。「事態を傍観する」「傍観者」のように使う。中立的に「見る」というより、本来介入すべき場面で行動しない態度を批判的に指す含みを伴うことが多い。社会問題や事件への無関心を非難する文脈で頻出する。
N1
放棄
ほうき
権利・責任・所有物などを、自分の意思で捨て、行使しないこと。「権利を放棄する」「育児を放棄する」「試合を放棄する」のように使う硬い語。本来やるべきことや持っている権利を意図的に手放す行為を指し、法律・スポーツ・行政の文脈で多用される。失う原因が自分の意思である点で、「喪失」「剥奪」と区別される。
N2
忘却
ぼうきゃく
記憶から完全に消え去ること。「忘却の彼方」「歴史の忘却」「忘却される」のように使う。単に思い出せない「ど忘れ」とは異なり、長い時の経過や意図的な無視によって、対象が記憶から失われていく過程を表す硬い書き言葉。歴史・哲学・文学的な文脈で多用される。
N1
暴挙
ぼうきょ
常識や道理を無視した、乱暴で無謀な行動。「暴挙に出る」「許されざる暴挙」のように使う。社会的・道義的に容認できない行為を強く非難する硬い語で、個人の私的な乱暴より、組織や国家による行為について用いられることが多い。報道・社説・抗議声明の文体に偏る。
N2
防御
ぼうぎょ
攻撃や危害から、自分や守るべきものを守ること。「敵の攻撃を防御する」「防御を固める」「防御率」のように使う硬い語。スポーツ(特に野球の投手成績)、軍事、サイバーセキュリティなど、攻める側に対する守る行為を指す。「防護」が事故・災害・有害物質からの保護を指すのに対し、「防御」は意図的な攻撃に対する守りを指す点で使い分けられる。
N2
暴言
ぼうげん
相手を傷つけ、侮辱するような乱暴で無礼な発言。「暴言を吐く」「暴言を浴びせる」のように使う。単に「ひどい言葉」より重く、社会的に問題視される過激な発言を指す。政治家・著名人の発言が報道される文脈で頻出する語で、しばしば責任追及の対象となる。
N1, N2
冒険
ぼうけん
危険があっても、結果のわからないことに思い切って挑むこと。「冒険小説」。成功するかわからない試みの意味でも使う(「その計画は冒険だ」)。
N2
防護
ぼうご
事故・災害・有害物質などの危険から、身体や物を守ること。「防護服」「防護柵」「放射線防護」のように使う。攻撃を防ぐ「防御」と異なり、敵意のある攻撃よりも、事故・公害・自然災害など非意図的な危害からの保護に用いることが多い。安全工学・労働衛生・原子力分野などの専門的文脈で頻出する。
N2, N3
方向
ほうこう
direction。向き。「駅の方向」。進む道すじ・方針の意味でも使う(「話の方向が変わる」)。
N1
方策
ほうさく
問題を解決し、目的を達するための具体的な方法・手立て。「方策を講じる」「対応方策」「方策を練る」のように使う硬い語。漠然とした「方法」より、計画性と具体性を含む語で、行政・経営・政策の文脈で多用される。問題が前提にあり、それに対する処方箋的な対応を指すニュアンスが強い。
N1
忙殺
ぼうさつ
仕事や用事に追われて、他のことをする余裕がまったくない状態。「仕事に忙殺される」「雑務に忙殺される日々」のように、ほぼ受身形「忙殺される」の形で使う硬い語。能動形での用法は稀で、自分の意思ではなく業務量に圧倒されている受動的な状況を表す。報告書・手紙文・新聞記事などの改まった文体で用いる。
N2
奉仕
ほうし
見返りを求めず、社会や他人のために尽くして働くこと。「地域に奉仕する」「奉仕活動」のように使う硬い語。元は神仏や主君に仕える意で、無償性・献身性が中核にある。商業の場面で「ご奉仕価格」のように特別な値引きを指す転用もあるが、これは派生的な用法。
N1
傍若無人
ぼうじゃくぶじん
周囲に人がいないかのように、他人への配慮を欠いて勝手気ままに振る舞うこと。「傍若無人な振る舞い」「傍若無人に振る舞う」のように使う四字熟語。「傍らに人無きが若し」と訓読でき、字義通り「そばに人がいないかのよう」が原義。周囲を全く意に介さない傍若な態度を強く批判する文脈で用いる。
N2
報酬
ほうしゅう
仕事・労務・功績などに対して支払われる、金銭やそれに代わる対価。「報酬を得る」「高額な報酬」「成功報酬」のように使う。ビジネス文書・契約書・税務などで多用される硬い語で、給与・賃金・謝礼を包括する上位概念として機能する。「ボランティア」のように無報酬を強調する文脈でも対比語として現れる。
N2
報じる
ほうじる
新聞・テレビ・通信社などの報道機関が、出来事を世間に伝えること。「事件を報じる」「速報で報じる」「各紙が一斉に報じた」のように使う。一般の個人が情報を伝える行為には用いず、報道する側の組織的・公的な行為を表す硬い語。古語的に「恩に報いる」の意もあるが、現代では報道用法がほとんど。
N1
呆然
ぼうぜん
予想外の事態や強い衝撃に直面し、頭が働かず、ぼんやり立ち尽くす様子。「呆然と立ち尽くす」「呆然とする」「呆然自失」のように使う。「然」は様子を表す接尾辞で、「呆けたような状態」を表す。驚き・悲しみ・喪失・絶望などにより、思考も反応も止まってしまった一時的な放心状態を指す。
N4
放送
ほうそう
テレビやラジオで、番組を送ること。
N2
膨大
ぼうだい
数量や規模が非常に大きいこと。「膨大な資料」「膨大な費用」「膨大なデータ」のように使う硬いナ形容詞。物理的な大きさよりも、情報量・金額・件数など計量的な対象について用いることが多く、しばしば「処理しきれないほど多い」という含みを伴う。「莫大」が金額・量の絶対的大きさを強調するのに対し、「膨大」は積み重なって膨れ上がった感を含む。
N1
忙中
ぼうちゅう
忙しい最中。「忙中閑あり(忙しい中にもふと暇な時間がある)」のことわざで知られる語で、単独で使われることは少なく、ほぼこの慣用句の構成要素として現れる硬い語。漢文的な響きを持ち、改まった文体で用いる。
N2
膨張
ぼうちょう
大きさ・量・規模などが膨らんで増えること。「気体が膨張する」「予算が膨張する」「人口が膨張する」のように、物理的な体積の増加から、予算・組織・債務・人口などの抽象的な拡大まで幅広く使う。自然な増加というより、想定や許容範囲を超えて膨れ上がるニュアンスを伴い、否定的な評価で用いられることが多い。
N3
包丁
ほうちょう
料理に使う刃物。「包丁で野菜を切る」。
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